枕なし睡眠のススメ
最近、枕を使わないで寝るようになりました。
高級マットレスを買うほどの段階には至っていないものの、もともと寝るのが至福の時間なことと、体を壊した経験から、睡眠にはこだわりを持っているほうです。
枕は睡眠の質を左右するグッズのなかでも交換しやすい部類。睡眠の質が良くならないからと枕を何度も買い替えている人の話も時々耳にします。
私は幼少期には枕なしで寝ていたものの、小学校・中学校ぐらいからはずっと枕を使ってきました。ホテルで見かけることがあるような、2つ重ねで使っていたこともあったかな。
そんな私ですが、なにを思ったのか、最近になって枕なし生活を試してみたくなったので再開してみました。長年枕を使ってきたこともあって、最初は違和感があったり、何度も目が覚めたりしていたものの、一週間以上続けていたらなんと慣れてしまいました。
さらに言うと、睡眠の質が改善されたように感じます。いつもと同じ時間(8〜9時間)寝られれば、昼寝をしなくていいこともあるほど。(カフェインの離脱症状がすっかり抜けきったおかげもあるかもしれませんが。)
枕なしといっても、正確には、枕の代わりにバスタオルのような少し厚みのあるタオルを使っています。
それを二つ折りにして、筒を作るように丸めていきます。その筒状に膨らんだ部分を、喉の裏あたりの首のくぼみにフィットさせます。すると、頭は後ろにだらんと下がるような脱力状態になるはずです。
これがポイントです。
頭が少し下がった状態になると、喉が伸びてきます。喉が伸びると呼吸をする時の空気の通り道が広くなって、深い呼吸ができるようになるので、これが疲労回復にひと役買ってるのではないかと私は考えています。あくまで体感上の話ですが。
「首のシワをつけないために枕を使わないで寝ている」といった話をどこかで聞いたことがある方もいらっしゃると思います。枕なしで寝ると、こんなおまけもついてきます。
難点があるとすれば、横向きで寝ていた人や、寝返りを打つ人には合わない可能性があることと、慣れるのに時間が必要になること。私も枕を使っている時は横向きで寝るタイプだったので、慣れるまでは何度も目が覚めました。
でも今のところ、体を動かしすぎてクタクタになっていたり、炭水化物を摂りすぎたりしていない限りは、日中に眠くなることは少なくなりました。睡眠時間がいつもより少なかった日でも、体が前よりも休まっているように感じています。(睡眠時間が少ない時に、体が疲れて起きられないということがない)
「睡眠時間は長めに確保してるんだけど、あまり休まった感じがしない」
「睡眠の質が気になってるんだけど . . . 」
という方は、一度枕なし睡眠を試してみてはいかがでしょうか。
結局合わなかったとなる可能性もあるので保証はできないのですが、ひょっとしたら、寝相が良くなったり、目覚めがよくなったりと、意外な発見があるかもしれません。
最初は眠れずに何度も目が覚めてしまう可能性があるので、試すのであれば、お休みの前の夜かお休みの間がオススメです。