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アロマオイルからつくる香水のレシピ

上の写真は地元で有名な、桜と水仙の公園です。今日は仕事でゆるきゃらの中に入るために行ってきました。桜はもう散っていて、去年より10日ほど早い開花でした。やっぱり温暖化進んでますよね?

見慣れた公園でも切り取り方によっては美しく見えるのだと思いました。写真の水仙はもちろん人が植えたものですが、奥の紫の花はこの辺でよく見る雑草です。
いつか、色とりどりの雑草の花畑に行くのが私の夢です。

最近私はアロマ香水をつくるのが趣味になってます。絵を描くことや、粘土で何かをつくることや、物語を考えたりするのと比べたら、香水をつくるのはとても簡単です。

もちろん、それは本当にただの息抜きとして、適当にググった情報から得た知識を使ってるので、アロマテラピーを仕事にしている人から見ればおままごとのようなものでしょう。

私がアロマ香水をつくろうと思ったきっかけは、ヒマラヤスギの切り株から出ていたヤニです。切り株に手をついたらニチャという感触がして、思わずうっと顔をしかめましたが、反射的に匂いを嗅いでみると、それはもうめっちゃ清楚で清涼感がありながら甘みとあとなんか生命の神秘のような香りがしました。

それから何ヶ月後かしても、私はその香りが忘れられませんでした。杉の匂いの香水なんてあるのかな、と探すとありましたがお高い上にあの凛とした混じり気のない匂いはきっとしないだろうなと思いました。調香されちゃって人間向きの匂いになっているんだろうな、と。

それでいろいろ探した結果、ヒマラヤスギはマツ科の木だということがわかりました。松、匂い、凝縮なんかで検索していると松の精油(Pineのエッセンシャルオイル)というものがあることを知りました。松の精油で検索していちばん安く表示された精油を買ってみました。これが私と精油の出会いです。

松の精油が届き、開けてみるとちょっとちがうけど95%はあってるな、という感じの香りでした。清々しく凛としていて人間に媚びてない感じがとても気に入りました。

その日のうちにチョコラBBの空き瓶と消毒用エタノール(本当は無水エタノールがいいらしい)を購入し、香水を作りました。撹拌させたあと一晩置くと、ちょっと香りの持続性が弱いけど、凛としながらも誰も傷つけないような理想的な香水ができあがってました。

これで終わりでも良かったのですが、人間の欲深さには底がありません。あの精油はどんな感じ?そうそう薔薇なんかどうかしら?薔薇の精油から香水つくれたら、もっとすてきじゃない、と私は思うようになりました。松の精油が10ml400円くらいで買えたので、アロマにちっとも詳しくない私は本物の薔薇の精油の値段を見て驚きました。10ml買おうとしたら、2.3万円はするということがわかったからです。

仕方なく私は薔薇の香りに似ているエッセンシャルオイルを買うか、合成の薔薇のオイルを買うか迷いました。

ふと、前に松の精油を購入したサイトにローズゼラニウムという名前のものがあるのに気が付きました。ローズゼラニウムって何?と思いながら調べると薔薇と同じような香りの成分を含んだ植物だということがわかりました。じゃあそれにしよう。せっかくだからフローラル系の精油もいくつか買おうと思っていたら、そこのサイトでローズゼラニウムとラベンダーとレモンとスイートオレンジとユーカリの10mlがセット1900円で売っていました。これは買うしかないと思い購入しました。そのサイトはアッシュというお店です。アッシュ 精油 で検索したら出てくると思います。

そしてセットが届き、まずはいろいろ嗅いでみて、ユーカリ以外は好きな香りだということが分かりました。きっとユーカリはブレンドしたらいい感じになるのかもしれません。

そして私はローズゼラニウムとラベンダーを混ぜて香水をまたつくりました。こんどはSHEINで購入したソーダガラスではないガラスの香水瓶に入れました。しばらく撹拌して、試しにプシュッとしたら……これは完全に男を誘う女がつける香水じゃないか!良い香りなのですが、どうも妖艶すぎる。お花畑の香水をイメージしてたのですが、そんな明るい感じではありません。ローズゼラニウムはローズと比べてシャープらしいので、そのシャープさが男を口説き落とそうとする女性のしたたかさを演出してしまったようです。

という長い前話を置いて今回作成した香水のレシピはこちらになります。

山の中の松の香水
消毒用エタノール(本来なら無水エタノール)
・30ml
松の精油
・60滴
レモンの精油
・6滴
※レモンの精油には光毒性があるので香水に使う場合は2%の濃度以上にならないように気をつけてください

誘惑するバラの香水
消毒用エタノール(本来なら無水エタノール)
・60ml
ローズゼラニウムの精油
・80滴
ラベンダーの精油
・40滴

以上です。アロマの世界は奥が深すぎるので、気分が向いたらまたぼちぼち何かをつくります。

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