♬音楽はココロの常備薬♬ 1.Am 音楽フェスへの出演をあきらめて
音楽はいつも身近にあった。ピアノ、職員バンド、弾き語り、有名アーティストのコンサート巡り、ジャズボーカル、パパママバンド、NHKのど自慢出場、ゴスペル、地域のまつりやイベントへの出演。
抜群にうまいというわけではないけれど、世代を超えて共有できる歌を、女性ユニット二人でハモりながら、人生経験を醸し出しつつ、しみじみ歌ってきた。「今ジーンと来た」「泣きそうになった」などお褒めの言葉も頂く。
コロナ禍になり大きなイベントには出られなくなったが、近隣の音楽フェスには一昨年、去年と動画で出演してきた。一応審査があり、それにパスして出場できることが当たり前だと思っていた。
短期間で仕上げて、ギターとキーボードに合わせて二人でハモって歌う。
それが、今年も前年と同じように動画で出演できるものと思っていたら、ナント今年はライブだけになったとの応募要項。愕然・・・
心の声に問いかけ続けて二日、今の自分の立場などを考えた時、とても人前では歌えないと思った。仕事関係者が感染に最大限の配慮をもって過ごしているのに。密になっているであろう観客前の舞台に立ち、注目を集めるなんて。
仕事がらみの諸事情もふまえ、コロナ感染者拡大を理由に、私は出場を辞退した。
練習を重ねて来ただけに、今更歌えないなんて…心に風穴
でも歌はしょせん趣味。責任を伴う仕事ではない。
自分以外のメンバーで動画を撮影し応募。私の代わりの若い子も歌がうまいし、これでいけると思っていた。
しかし、昨日結果が届き一次審査で落選。 えっ!!!
今回は、バンマスが欲張ってトランペットやクラリネットの楽器を入れたこと、人数の多さが落選の原因かと思っている。
張り詰めた音楽への情熱が一瞬途切れ、空をさまよっていた。
辞退を決めた時より少し時が経ち、今はギターやキーボードなど他人の演奏をあてにするのではなく、原点に帰り、自分の歌いたい歌を自分の歌いやすいキーで、また弾き語りで歌っていくことにした。ココロの赴くままに
介護業界で長年相談にのってきた経験、フルタイムの仕事を続けながら親のトリプル介護をした経験を活かし、ZOOMで介護の愚痴を聞いたり、キーボードで伴奏してその介護者に好きな歌を歌ってもらい、癒しのひと時を過ごしてもらいたい。 それは数年前からの夢。
いつ叶う夢なのか 頼ってくれるお客さんはいるのだろうか?
私が一歩踏み出せば…
顔出ししたくないから、どんな仮面をつけようか?など妄想だけで時は過ぎ
人は話を聴いてもらいたい生き物。話すのが得意じゃない分、傾聴は性に合っている。
♬音楽はココロの常備薬♬ そのお手伝いをいつかしますよ、私が。