コスパのいいトーマス玩具で才能開花
息子が1才を過ぎた頃だったろうか?
弟夫婦が機関車トーマスのダビングしたビデオをプレゼントしてくれた。
弟の方が先に結婚し、子供も先に生まれていて、もう必要なくなったからと。
息子はこのビデオをとっても気に入り、何度も何度もテレビの前で繰り返し観ていた。私もすっかりトップハムハット卿のセリフを覚えるに至り、よく声色を真似したものだ。
1.機関車トーマスグッズを集めていた頃
息子のトーマス熱はさめやらず、トレーナーやTシャツ、リュック、靴下、プラレール、本、時計など、トーマスグッズを揃えた。
トイレットトレーニング時は、トイレでうまく排泄できると、トイレ内のカレンダーにトーマスの顔のイラストを描いてあげたりしていた。
するとめちゃ喜ぶので💓
そして2歳位だったか、ある遊園地に立体化した機関車トーマスの乗り物があった時には、息子は興奮して走り寄り「とーま、とーま!」と叫んで、実在する物体に驚きを隠せないでいた。
『トーマス』とまだ言えなくて。
2.コスパの抜群のトーマスグッズ、400円?(当時)
キャラクター商品は値段が高い。それを何故買えたのか?親からの援助だったか?
年子の弟も同じくトーマス好きで、二人分無理して買っていたなあ。
いろいろな商品を買ってはいたものの、振り返ると一番コスパのいいトーマスグッズは間違いなくその商品で、それは大活躍した。
息子のその後の人生を変えたとも言えるかもしれない。
それは、トーマスやパーシー、ゴードンなどの機関車トーマスに登場するキャラクターが描かれたパズルだ。
パズルといっても、幼児向けなので大きなピースを組み合わせたもので、本屋さんでも売っていた。
大き目のピースのものを一つ買ったらすぐにできるようになり、対象年齢よりもかなり前から、ものすごいスピードで吸収していった。
それからは本屋で新作を見つけると買い与え、息子が黙々と取り組んでいる間に、調理や洗濯などの家事を済ませていた。
3.トーマスパズルで身につけたもの
あいうえおの50音にひとつずつ写真がついていたような。(詳しくは覚えていない)『と』の所にはトーマスの顔写真という具合だったかな?
2歳2カ月ぐらいであいうえおすべてを覚え、読めたように記憶している。
カタカナバージョン、数字バージョンもあり、2歳3~4カ月ですべてをマスターしてしまい、トーマスの影響力はスゴイ!と思ったものだ。
「いちばん とーます、にばん えどわーど、さんばん へんりー、よんばん ごーどん、ごばん じぇーむす、ろくばん ぱーしー…」スラスラと言えるようになり、末恐ろしくもあった。
そんなスゴイ影響力がある学習教材なのに、400円か440円位だったと思う。高い高いトーマスグッズがたくさんある中、こんなコスパのいいおもちゃがあるなんて!
当時は『コスパ』なんていう表現もなかったけれど。
4.好きなこと、熱中できることはとことんやらせるべし
その子供の持って生まれた才能は、人それぞれかもしれないけれど、子供を育てた経験から思うのは、その子が夢中に取り組めること、楽しんで取り組めることが見つかったら、できる限りやらせてあげることだ。
お金をかければいいというものではない、その家庭に見合った予算の中でできる範囲のことをやってあげればよい。
おじいちゃんおばあちゃんに援助を頼むのも、またよし。
あの1歳から2・3歳の頃、大好きだったトーマスのおかげで、身についたものは集中力。何かを覚えることの嬉しさ、学習欲。
レゴブロックなどで大作を創る想像力・発想力にも、驚かされるものがあった。
その後、息子は自ら中学受験を申し出、優秀な友人たちに囲まれた密度の濃い青春時代を経て、望んだ仕事に就けている。
すべての始まりは、機関車トーマスからだったと思っている。
そして私は、トーマスビデオを観て声色を真似することを学んだのだった。
一人で二人の声(子供と大人)を歌い分けるアイデアが舞い降りてきて、
また歌の投稿をしようと目論むこの頃である。