昭和のカセットテープと今歌いたい歌/竹内まりや人生の扉♬
今の時代、昔のカセットテープを残している人は少ないと思うけれど、私はまだまだ捨てられない。CDだって買う人が少なくなっているこの時代に…
1.レンタルショップで借りてダビングしたカセットテープ
CDを買うのがもったいなくて、若い頃はよくCDを借りてダビングした。
若者からは、ダビングって何?と言われそう。
そんな手間をかけて手元に残したのは、やっぱり好きなアーティストが出したアルバム、それをゆっくり聴きかったからだ。
松任谷由実、竹内まりや、山下達郎、サザンオールスターズ、桑田佳祐、
渡辺美里、安全地帯、井上陽水etc
どれもこれも大切な曲の数々。
曲を覚えて、コンサートにも行ったなあ。
歌詞カードをコピーしたものも残っている。
昔残した曲は、やっぱり好きだから。
いつか歌う時のため、思い出せるように残しているのだろうな。
歌にまつわる思い出も捨てられずにいるから、もある…
2.友人からの贈り物テープ
昨日あるnoterさんの記事を読んで、昔々のカセットテープを引っ張り出してみた。
山下達郎さんのアルバム『僕の中の少年』についての詳しい記事に触発されて、懐かしい曲『蒼氓』を聴いてみたくなったからだ。
大好きだった曲でもあったし、その曲がなぜ作られたか、達郎さんの心情などが書かれていて、心に残った。
アルバムを聞いていた時は、そんな心情を知っていたかどうか?
わからない。
30年以上の時を経て、自分も大人になり子供を産み育て、今の自分の感情で聴き直してみたくなった。
そのカセットテープは、遠い昔男の友人から手渡されたものだ。
彼の字で曲目が書いてある。
年下の彼は既婚者で、チケットが取れない有名アーティストのコンサートにも誘ってくれた。そんな貴重なものを何で?と思ったこともあった。
忘れかけていた思い出も、連れて来てくれた。
後半のコーラスは、竹内まりや、桑田佳祐、原坊と達郎、の豪華メンバーだったなんて、当時知らなかったような気がする。
宝物に出会った気分だ♬
子供をもうけたことで自覚が芽生え、『自分の中の少年にサヨナラを言う』ための曲だったとのこと。
そうだったんだ、意味はわからなかったけど、何故か大好きだった。
長い時を経て気付きがあった。
そして私も大人になってだいぶ年月を経た
3.自分の歌を吹き込んだテープ
若い頃、ジャズボーカルや弾き語りを習っていた。
練習用のテープ、発表会間近の自主練、当日のテープもたくさん残されている。グランドピアノの演奏で、ライブハウスで歌わせてもらったことも。
2年前にそれを聴いた。何と声の若いこと。
飛び切り上手いわけではないが、自分の大事な音楽の軌跡…
人生経験はまだまだだったから、感情の込め方が足りないかな…
すべて大事な昔の自分の思い出なので、捨てられない。
いつ捨てられるんだろうか…
4.今歌いたい歌 竹内まりや 人生の扉
先週木曜日、NHK MUSIC SPECIALで『竹内まりや Music&Life~人生の扉』を観た。
そうだ、コンサートで私が歌った大事な歌だ、今歌わなければ!
と即座に思った。人生の年輪を重ねてきたからこそ、歌詞も届けられる。
地元のコンサートに応募し、来年歌うことが決まっている。
でも演奏者が未定。二人でハモって歌うことだけ決まっているけれど。
昨日は音楽仲間と練習日。その仲間に歌いたいことを伝えていたら、
『人生の扉』の簡単コード譜を持参してくれた。
なんとまあ、私の持っているのより弾きやすい!
彼女のギターに合わせてキーボートで弾き語り。
これなら弾き語りで歌えそうだ!とウキウキ!
いつものことで、
『物事がスルスルとうまく進むときは、その道を進め!』なのだ。
本当はカラオケで歌おうと思っていたけれど。このままやってみよう。
今までは歌に専念してきたけれど、
人前でまた弾き語りで歌いたい。
その思いはずっとある。上手にはできないけれど。
今私に届けられた状況で、やってみよう、失敗しても。
何かに導かれているように感じられるから…