遠距離恋愛こそニンテンドーswitch。自粛期間こそあつ森。結婚したのに、新婚旅行も、社交ダンスもできない私たちは、毎週日曜日の花火大会で癒される。
結婚して1ヶ月が過ぎた。
私たちには共通の趣味がある。そのひとつが任天堂switchだ。
結婚前に1年の遠距離恋愛をしていたときも、ポケモンのソード(私)&シールド(当時は彼氏)が絆を繋いでいたと言っても過言じゃない。
そんなふたりが今、ハマっているのが「あつまれどうぶつの森」(以下あつ森)。
去年、私がハマっていたところに、今年は彼が加わった。
ひとつの島にふたりのアカウントをつくって楽しんでいる。
彼はハマる前までは「バーチャルでつくられたキャラクターと友達になるなんて、楽しいの? 虚しくならない?」と懐疑的だった。
そんな夫に親友ができた。
シドニーちゃん(コアラ)
ちなみに中央が夫で(島では女の子のキャラクターを使っている)
後ろで紙吹雪をばらまいているのが私である。いぇいぇい!
ちなみに、私の彼氏はこちら
ボルト(ペンギン)
公式な恋人設定はないけど、とにかく私はときめいている。完全にイケメンのボルト。
これはもはや乙女ゲームなのではないかと思うくらい。
はい好き~。
あつ森の楽しい機能に「写真を撮る」というものがあって、夫とは「より楽しそうな写真が勝ちゲーム」をしている。
この2年、ふたりの共通の趣味である旅行すら、なかなか行けていない。
社交ダンスも、そろそろふたりで踊りたいなぁ。
スマホのアルバムはスカスカ……。
代わりにswitchのアルバムが溜まっていく。
あつ森では8月の毎週日曜日に花火大会がある。
本当は、荒川の花火大会とか、土浦の競技花火とか、ふたりで毎年どこかには行っていた。
空気も胸も震わせるドーーーーンという音。
まばゆい光。流れていく煙に、露店からのソースのにおい。
今年はなにひとつ手に入らないと思ったのに……
色違いの浴衣に、びょんびょんの光る髪飾り。
人ごみにもまれることなく、蚊にも刺されない。(ゲーム内では刺される)
広場には大好きな島の住民たちが勢ぞろいしていて、
一歩、現実に戻れば夫が横でコントローラーを握っている。
見よ、この花火から吹き上がる光を。
いつかの火薬のにおいすら思い起こさせる煙を。
大丈夫。私たちはどんなときだって楽しめる。
夏はまだまだこれから。
さて、来月はどんなことをしようかな。
結婚する前、実家にいた頃は、ひとつの森(当時はニンテンドー64)に父、母、私で暮らしていた。
「ゲームなんてやらないわよ」と言っていた母も、なんだかんだ楽しんでいた。(はにわというレアアイテムをあげる・あげないでケンカになったこともある)
彼女や妻や娘が、あつ森にハマっていたら、「たかがゲームでしょ」と冷めず、一緒にやってみるの、おすすめ。
【おまけ】
この妄想編集部のオフィスは、私のswitchにある。
左下にインターフォンがあるのが、こだわり
給湯室(段ボールベッドがあるけど、けしてブラックオフィスではない)
屋上なんかもあったりして。
他にも託児所とか、応接室とか、「こんな職場だったらいいな~」と楽しみながらつくっている。幼少期はシルバニアファミリーとかが好きだったから、たぶん、おんなじ感覚なんだろうな~。