書くことに困ると唄う。
どうしようかとなると、「なんかくれ!」って言う。
と、ウタさんが言葉をくれる。
つぶやきは文字制限があるから、やりやすくもやりにくくもある、そこが好き。
肩越しに手をかけ、じっと画面を見つめるウタさん。
私はたとたと打ち込むだけ。
言葉の意味はあとから来る。
創作に「普通」はないと思うけど、不思議な感覚なんじゃなかろうかと思う。
降りてくる、という感覚が、私の場合ウタさんを通してるのだろうなと思う。
表現したい「何か」は何処から来るのかと常々思う。
紬さんウタさんの表現の素は、なんだろう。
やっぱり私の一部なのだろうか。
それだけじゃない気がする。
唄は、知らないことに触れる、そのための媒体のようにも感じる。
私の狭い世界じゃ到底間に合わない。
知らされてるのはきっと私の方だ。
私のための、私の唄。
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