時間が止まる「注カフェ」で流れるのは、どんなひとときなんだろう。
人に何かを伝えるとき、言葉を使う。
離れた場所にいるなら文字を使ったSNSなどのツールでー と誰が決め始めたのだろう。
いや、きっと誰でもない。誰のせいでもないことだから少数民族は生きづらいのかもな。
そんなふうにわたしが思うのは、こんなふうに生きる人達がいるから。
たとえ言葉が話せても、なめらかに言葉を発音できない人がいる。
「それでもやりたいことは諦めたくない」
と自らも吃音症を抱える人で、このカフェの発起人。
その人がつけたカフェのネーミング、「注文に時間がかかるカフェ」。
わたしはこの店名に、心打たれた。
今はほら、おじいちゃんやおばあちゃんはもちろん、若いわたし達でさえも時間がない、時間がない、って焦ってみんな生活するじゃない? 「一日が過ぎていくのはあっという間」って言わんばかりに。
だからどうにか自分の時間を大切にしようと躍起になって、パンッパンに予定を詰め込んでしまう。
ときには「人の予定よりもわたしの時間の方を優先させてよ、それが“親切”でしょ」と
焦ってしまってるから見えてこない“優しさ”。
結果、「わたし何してたんだっけ?」となって、体力も心の余裕も無くなってしまう。
また あ、、、人のこと蔑ろにしてしまったな」なんて自己嫌悪にも陥るの。
……そんな気がするんだ。
だけど、ここはちょっとそういう「時間が第一で動く」お店とは、どうやら違うみたい。
「時間が止まる」……どんな感覚?
お客さんは? 「待たせないでよ……」と呆れられないのかな?
そんな心配事は杞憂だった。
わたしは実際にカフェに行って足を運んだわけではないけど、YouTubeで一日限定スタッフさんの活躍をテレビ越しで観ていた。
ここが一般の企業さんやお店だったなら、
「いらっしゃいませ!」に始まり、「ご注文は?」とかいろいろなセリフが決まっている。
だけど、誰しも言いやすい言葉と言いにくい言葉がある。
このカフェの発起人さんもそのことを考慮されて、誰でも“自分の言葉で”接客をすることができる。
わたしは最近はそうでもないかもだけど、
何を話そう、とか〇〇についての話題がどうとかっていうテーマがないと不安な時があった。
だからいつも「あなたはどう思う?」と問いかけられると頭が真っ白になって、声が詰まって… というようなことが度々あった。
このお店は不定期で開催されていて、
場所も毎回違う。
告知もギリギリにしかしないし、誰でも来店できるわけではない。
だけどわたしはこのお店の魅力を、もっといろんな人に知ってほしかった。
日本全国でこの活動はされてるみたいで、わたしも行ってみたいな、時間が止まるってどんな感覚だろうと不思議な気持ちになる。
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で、見てみてください♪
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