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患者さんに寄り添う、ファシリティドッグ とは?


介助犬や聴導犬、盲導犬。身体の不自由な人達の補助をするワンちゃんのことでしょ? 何を改まって説明してるの? と不思議に思う、そこのあなた。

不思議なことに、存在自体は知られていても、その仔達のお仕事がないのがこの国の現状で、まだまだ受け入れて貰えない。

「病院に犬がいて、高齢者さんや患者さんに万が一のことがあったらどうするの」と批判の声も上がっている。

人間以外が施設内にいるとなると、何かと面倒なのかな。不自由なのかな。犬=ペットでいいとする方程式が、もしもあるとするなら。

よく名前を聞く
聴導犬や盲導犬なんかの、介助犬と呼ばれるわんこ達はここには存在しないことになってしまう。

また、一つ、わたし自身も勉強になったことがあったから、今回noteに戻って来たんだけど…

あなたは、聴導犬や盲導犬のほかに
どんな“介助犬”がいると思いますか?

セラピー犬や、警察犬、麻薬検査犬なんかも、
世間にはすっかり認知されるようになって来ましたよね。

でも、今回はそのことじゃなくて…
そう、その名も“ファシリティドッグ”。

たとえば介護福祉施設でリハビリをするときに
一緒に歩く訓練をして貰うとか
本当にそこの施設のスタッフとして関わってくれるような存在のわんこ達。

本来ならいてくれて「ありがとう」になるはずの存在が、なぜだか動物となるとスタッフ同士で意見が割れる。

入居者によっては「ありがとう」となるかもしれない存在だけど、わんこのご機嫌によっては
入居者に噛み付くとか、事故を起こしかねないのだろう。

それがまず、第一関門。
次に、人間だけでも人件費だなんだかんだといるのに
わんこまで雇ってられないわ、という声が多いのかな。

食費、クーラーや暖房などの電気代、
喉が渇いたら水分がほしいだろうし
散髪していつもきれいにしてなきゃいけない。
爪が伸びたら切らなきゃいけないし、本当に人間と一緒の生活を送るから、生活費としてまとめると費用が膨大になる、ということ。

第三に
“ファシリティドッグ”
そのものがまだあまり世に浸透していないことから、
「それている意味あります?」みたいに、きょとんとされることもあるんじゃないかな。

今、わたしができることは、こうやって「発信」をすることで少しでもその仔達の存在を、より多くの人に知って貰うこと。

知ると、世界は変わらないまでも、自分の辞書が増える。「あの情報が欲しいなー」なんてときに頭の隅には
もうすでにそれがある。

いいも悪いも関係なく、知ることで変わることだって、あると思うから。

#介助犬 #福祉施設 #特別養護老人ホーム
#日本にはまだ四ヶ所 #とは #ラブラドール
#リスク #安全  




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