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⑥父を探して実家へ〜なんと!そこに駆けつけたのは警察官👮‍♂️だった。

精神病院から行方不明になった父の捜索願いを出しても見つからず、弁護士を伴い実家に向かった、その後のお話しです。   
これまでのお話①〜⑤まではこちらです。⬇︎



弁護士より、一日早く熊本入りした私と息子。
実家を探しても父を見つける事が出来なかったので、地元の病院や心当たりのある施設などに電話を掛けまくって、父がいないか聞いた。

でも、父は見つからなかった。兄夫婦が病院や施設に口止めをしているのかもしれないと思ったが、私にはもうこれ以上どうすることも出来なかった。

そこで、町役場の福祉課に相談に行く事にした。

2名の弁護士も同行していたので、役場の人も親身に話を聞いてくれて、一緒に実家に行ってくれることになり、総勢6名での訪問となった。父が実家に居なくても兄夫婦が居るかも知れないという微かな希望を持って。

実家に到着したが、やはり門は南京錠で施錠されており貼り紙もそのままだった。

◆門は通りに面していてたくさんの人の目に止まります。
◆これを見てから南京錠が苦手になった。


前回同様、裏門に回り息子が塀を乗り越えて内側から門の鍵を開けた。

そして、家の中の様子をうかがうと、兄夫婦が居るような雰囲気が伺えたので、玄関のピンポンを押したが応答なし。

何度押しても出てくる気配がない。

そこで、弁護士が実家や兄の携帯に電話して、「今、玄関の前にいます。役所の人も一緒です。出てきてください」と留守番にメッセージを残した。

するとこの後、想像もしていなかったことが起きることとなる…。

玄関の前に立ち尽くした6名。

これからどうしたものかと考えていると、正門の前にパトカーが赤いランプをクルクル回しながらスーッと止まった。

えっ、なんでパトカーが来るの?

まさか!!!

警察呼んだ?

最初は、何の為にパトカーが来たのか理解できなかった。

だって、パトカー呼ばれるようなことは何もしてないから。

警察官も正面からは入れないので裏門から入ってきて

「こちらの白○貴○さんから敷地内の不法侵入がありました。と通報があったので来ました。」と私達に言ってきた。その言葉を聞いて

不法侵入⁈

その場に居た全員が絶句した。

前日に、貼り紙と南京錠事件でもビックリしたけど、今日は警察⁈ ここまでやられると、もう私の受け止められる許容範囲を超えている。

心は破れる一歩手前まできていた。

兄夫婦をここまで突き動かしているものは、 
一体なんなんだろう?

お金? 地位? 

こんなものの為に、父を精神病院に入れて弱らせ間接殺人まがいのことをやり、実の妹である家族が父に会いに来たのに警察呼んで…

あんたは、
韓国ドラマもビビる悪役だ!
恐い、恐すぎる(´Д` )


確かにお金は大切だし、生きていくには必要だと思う。でも、家族を傷付けてまで、そんなにお金は必要なのだろうか。ましてや、兄夫婦は生活するには充分なお金は持っている。


お金に執着する人間は、きっといくら持ってても、もっともっととなるのだろう。いつも渇望していて満たされることがないと思うと、可哀想にさえ思えてくる。

地位については、その人の本質を見ることなく、地位や名誉で判断する兄夫婦にとっては、地位は何よりも大切なものなんだと思う。

社長=偉い!
お金持ち=偉い! 
高学歴=偉い!

こういう馬鹿げた構図が頭の中に植え付けられているのだろう。

これこそまさしく固定概念の塊だ。

地位や名誉って、その人の外側に付いているもので、必ずしも内面の聡明さと一致しているとは限らない。地位や名誉やお金を持っていなくても、素晴らしい人を私は何人も知っている。こんなことにも気付けない兄夫婦は更に可愛そうだと思う。

こんな残念な家族に絶望した私は、その場に立っているのがやっとだった。

しかし!

この後、警察官とのやり取りは、更に私の心の傷を深めることとなるのであった…

《続きは次の章にて》

韓流ドラマのように
これでもか!これでもか!
と試練は続きます。

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