![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85544612/rectangle_large_type_2_3b598ffb16b9bd333723938c58d5f7fc.png?width=1200)
息子の担任が盗撮⁈ ①「臭い物には蓋をしろ」の悪習をぶっ飛ばせ〜!
今日は、少し昔の記憶を遡って、息子が小4学生だった頃の衝撃的な話を書こうと思います。
息子が小学4年生の冬休みを終え、明日から新学期だという日にあの事件のことを知った。
そう、あの事件とは…
息子の担任の先生(男性)が盗撮事件を起こしたのだ。
この当時、私達家族は実家の熊本の超超田舎に住んでいて、この衝撃的なニュースは、地元のローカル新聞に掲載され、教え子であったクラスの保護者には個別に連絡が来た。
私は、その担任の先生がとても好きだったし、
息子はその先生が担任になってから、学校が楽しくなって毎日楽しそうに、先生のことを話していた。
だから、私はショックを受けたと言うより、残念な気持ちになったことを憶えている。
裏切られたという気持ちもなかった。
担任の先生は、翌日の新学期には学校に来ることはなく、それっきり顔を見ることは出来なくなった。
さてさて、そこで大揉めに揉めた保護者会。
先生が盗撮したことを子供達に言べきか…
言わざるべきか…。
ここに書くのはあくまで私の考えなので、
もちろん違う考え方もあると思うし、
違う考え方を否定する気もない。
そのことと、盗撮はいけない事ということを前提として、私は、
子供達には正直に伝えるべきだと言った。
こういうことは隠しても、どこからか漏れ聞こえてしまい、噂みたいな話しから子供達に変な風に伝わるより、ちゃんとした形で親から子供に真実を話すべきだと思った。
そして、何より、
先生だって一人の人間なんだ!
さらに、
人間は不完全で弱い!!
ということを教えることは、子供にとってのひとつの教育なのではないかと感じていた。
「臭いものには蓋をする」
特に田舎では、こういう閉鎖的な考えが蔓延っている。
その蓋を開けようとする私のような人間は、
田舎ではたちまち鼻つまみ者となって、
吊し上げられて、
魔女狩りみたいになってしまう。
本当は、心の中では私と同じ意見であっても、声を挙げることができず、後から、こそこそと私に言ってくるのだ。
そんなんだったら
堂々と手を挙げてくれよ〜〜〜!!!
🙋♀️
と言いたかった。
そしてこの議論、保護者会では結論が出ず、
取り合えず各々の家庭で対処する事になった。
その後は、もうあちこちでその先生の悪口が始まっていて「気持ち悪い」「あんなことしといて、家族でどこどに遊びに行ってたってよ」
などなど様々な誹謗中傷が飛び交っていた。
ここからも私の持論だか、
人間には実にたくさんな面が存在していて、
えっ?この人嫌だな…って思ったとしても
別の一面に触れると、この人のこういうとこ好きだな〜と思ったりすること、
誰にだってあるんじゃないかな。
これが人間の不完全性だと思うし、
人間は非常に複雑な生き物だと思う。
でも、だからこそ私は、
人間って面白いし愛しい存在だと感じる。
この先生にも家族があって、遊びに連れて行かないとならない事情もあったのだろうし、その人がどんな気持ちで遊びに行っていたかなんて、心の内は誰にも分からないはずなのに。
何かしでかした人のことを悪くいうのは簡単だけど…
なぜ、そのようなことをするに至ったのかを考えてあげて、必要以上に悪く言わない、
こういうのを
慈悲の心
と言いうのかもしれないけど…
SNSを始めとして、批判が蔓延る世の中で、
大切なことだと思えて仕方ない。
私と息子は、今でも
「◯◯先生、今頃どうしてるかな〜。元気にしてるといいね〜」と話すことがある。
盗撮したこともちゃんと分かった上で、息子の中の「大好きな先生」という気持ちは、今でも変わっていないみたいだ。
盗撮などは、単なる性癖と言ってしまえばそれで終わりだけど、先生は、他の先生と違って、いい意味で先生らしくない先生だった。
だから、私はとても好きだったけど「他の先生達からなかなか理解されず辛いんです」と、言っていたのを聞いたことがあるので、心に悩みを持っていたのだろう。
あの当時、なんか悩みがあったのなら、
私に相談して欲しかった〜〜〜!!!なんて
バカなことを何度も考えた私。
先生の携帯番号を聞いて、何度も電話したけど出てもらえなかった。
今となっては、先生が幸せでいてくれること祈るのみ。
そして、私はこの先も慈悲の心を忘れずに生きていきたい。
◆このお話には、盗撮についてや、校長室に乗り込んだ話など、別バージョンがあるのだが、長くなるのでまた別の章にて。
【本日の締め】