土壌の生物性と循環
ハウスのスナップエンドウが花を咲かせてきました🌸
あとひと月ほどで収穫期になります✨
2月は葉物の最盛期ですが、3月になると葉物野菜がとう立ちしてくる時期になるので、ちょうどエンドウと入れ替えになります。なので作業的に無駄がないことも魅力ですね。
◇やっぱり適地適作が安全安心
最初、スナップエンドウは長期採りも考えていましたが、うちはそもそも肥料を使わないし加温もしません。長期採りの場合は、どうしても追肥をしないと株の生長が止まってしまいます。なにより土壌に過度な負担をかけることになります。
やっぱり野菜には旬があるし、その時期に美味しい野菜を提供したい想いがあるので、結局春先だけに集中させることにしました。
ちなみに、うちでは作付けを四季毎に4回に分けて栽培するようにしています。
◉冬は葉物類
◉春と秋は豆類
◉夏はオクラ
季節に逆らわずに栽培するのが一番安心して仕事に取り組めるし、土に負担もかけません。
また、季節に合わないものを無理に育てても、美味しくないし失敗する可能性が高くて経費も余計にかかります。
◇すべては繋がっている
また畑は畑だけではなく、そこから地下に水が行き、川に流れて最後は海に到達します。
そのような視点で見た時に、農業が一番源流にあたりますよね。
⬇️写真はエンバクですが、エンバクのような稲科の植物は繊細で豊富な根を張り巡らせます。
植物の根は光合成によって生成された糖類を分泌し、それは土壌微生物にとってのご馳走となります。
ですから植物の根圏には多くの微生物や土壌菌類が集まり、豊かな生態系を作り出します。
『生きた土』とはこのことを示すのです。
人によって様々な意見や視点があるけれど、自分はやっぱり生態系や生物性を一番に考えた農業に取り組んでいきたいと思っています。
土壌においても、化学性や物理性は『生物性』があってこそ本当の意味で改善していきます。
すべて繋がっているんですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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