【思考回路はビスケットレシピ】

学校で習うソレはね、
シケンのための
ガイダンス的なモノ、
といえるよね。

更にその後のキミたちの、
思考のカテイに関する、
いわば、ソレラ大枠を
形成していくための
型ヅクリのようなモノで、
ソノ形成カテイをキョーレツに
サポートしているのが、
ソレなのさ。

えっ、ハナシが
ゼンゼン見えないって？

そうだなぁ、
あ、そうだ、ビスケット。
お菓子の、アレ、
作ったことあるかい？

えっ、
なんでビスケット？
まぁまぁ、いいから。
ハナシはサイゴまで聞けよ。

まずさ、
ビスケットを作る際に
必要なモノ、
ザイリョウがあるよね。

大まかに言うと、
小麦粉、砂糖、バター、ミルク、
ってとこかな。

ソレラをよく混ぜ合わせて、
出来上がったカタマリを、
冷蔵庫で少し寝かせてさ、
その後、麺棒かナニかで
伸ばして、キジを作るよね。

そして、型ヌキをする。
好きなカタチにね。

で、オーブンで焼いて、
ハイッ、イッチョアガリー！
ビスケット、カンセイ。
だよね。

ちょうど、アレと
同じようなプロセスなのさ。

えっ、
まだワカラナイ？
そっかぁ。ナルホドね。
まさに、ソレこそが、
周到かつ巧妙なレシピ
であるショウコだね。

まぁ、ね。
カンジンなのはさ、

いいかい。

カンジンなのは、
イツ、如何なるシュンカンに、
ソレに気づくのか。

ってコト、なのさ。

そう。

ド

コ

の

時

点

で。

って、

コ

ト 。

ね ♡

〜『小説・思念の門〜かくも多岐にわたるものなのか〜市川翔の見た世界(1)』より一部抜粋〜