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北海道で食べたもの記録



はじめに

 先日、北海道へ旅行に行ってきたので、そこで食べたおいしいものをまとめようと思います。
 生まれてこの方、学校行事以外で遠方に宿泊なんてほぼほぼなく(個人的な旅行は後にも先にも二年くらい前に友人と名古屋に一度行ったきり)、ましてや飛行機なんて高校の修学旅行以来乗ってない……。という旅行初心者なわたしだったのですが、北海道に住むお友達の手厚いアシストによりなんとか飛行機やらホテルやらの予約を取り、北海道へ向かいました。
 旅行を決めたのが二週間前の土曜の夜、土曜朝の飛行機で北海道に行き、日曜夕方の飛行機で東京に帰るといういろんな意味でバタバタな日程で進行しました。旅慣れた方々曰く『旅行なんて勢いで行くもの』らしいですが、初心者過ぎて未だによくわかりません……。

 土曜朝になんとか空港にたどり着き、“保安検査なるもの”があるということはお友達の話を聞いて知ってはいたものの、どこでそれをやっているのかもわからず空港内をぐるぐるうろうろして、なんとか搭乗口付近までやってこれたときはめちゃくちゃ安心したのを覚えています。時間に余裕を持って行動しておいて良かったとしみじみ。良い歳してなにやってるんでしょうね。
 飛行機に乗り、上空へ機体が浮き出す(?)ときのあの体にGがかかってる感じとその後のふわっとする感覚、あれすごく好きなんですよね。飛行機の物珍しさにぼやーっとしていたら新千歳空港に着いていました。
 飛行機を降りたところですぐに見えるサッポロビールの広告にめちゃくちゃビール飲みたくなった。そしてわかっていたことでしたが、寒さに驚きました。その日の天気予報、東京は最高気温30℃を予報している日で、搭乗前は暑いと思っていたのに、コートを羽織らないと寒い北海道の気温に体がおかしくなりそうだと思いました。この後、雨が本降りになってきたときの方がもっともっと寒かったんですけどね。それなのに道民の方々はそんなに厚着してなくて、流石からだが慣れている……! と尊敬しました。
 食べたもののレポ(+道中起こったこと)を書いていきます。

プディングマルヤマ/かぼちゃプディングパフェ

 北海道に到着して、まず向かったのはプリンのお店。わたしはかぼちゃ味のスイーツが好きで、ここ一ヶ月間はかぼちゃパフェを追いかけていたのですが、調べてみると、札幌のお店での提供が多いのなんの。東京よりも提供しているお店が多いってどういうこと!? と行き場のない気持ちを抱いていたのですが、北海道に行くことになり、今の時期北海道に行くならぜったいかぼちゃパフェを食べるしか……! と思い、事前に予約してお店に向かいました。
 地下鉄の最寄り駅から歩いて10分かからないくらい、住宅街の中の一軒家みたいなお店。靴を脱いで上がるカフェってなんだか新鮮。
 店名の通り、プリンが有名なお店なので、パフェもプリンがどーんと乗っています。プリンのパフェ、まったりもったりな風味なのはわかってるんだけどなんかこのどーん、って感じが好きなんですよね。ロマンを感じる。

プリンのインパクトがすごい


 かぼちゃプリン・かぼちゃクリーム・かぼちゃアイス・かぼちゃの種・かぼちゃパウンドケーキにかぼちゃソース(ブランデー入り)を適宜かけて食べるというかぼちゃ尽くし過ぎる構成。
 ここまで一つの味縛りなパフェなんて食べたことないかも。しかもかぼちゃだから、しつこいのかなあ……。と思って食べてみたら、まったくしつこくなくてびっくり。確かに全部のパーツでかぼちゃの風味はしっかりするんですが、全体的に思った以上にあっさりしている絶妙なお味でペロッと食べられました。そしてこの後がけのソース、ブランデー入りにするかしないか選べるんですが(わたしは迷うことなくブランデー入りに)、このお酒の香りがアクセントになって、まったりしているかぼちゃの味を引き締めてくれるのがすてきポイント! おかげで全部かぼちゃでも緩急のある展開になってとても美味しかったです。
 飲み物は深煎りブレンドをセレクト。こちらのお店、ブレンドコーヒーだけでも4種類くらいあって、コーヒーに対するこだわりを感じました。わたしはコーヒーだと深煎りが好き(浅煎りの酸味が苦手)なので、深煎りブレンドにしましたが、しっかり苦味の感じられて、甘いもののおともにぴったりなコーヒーでした。コーヒーまでとっても美味しかった!
 いつものように帰りがけにお店の方に感想を伝えたら気さくにお話しして頂いたのですが、お店の方曰くもとのかぼちゃが美味しいからパフェも美味しいのだと仰っていました。流石北海道……! ここでもう北海道のポテンシャルの高さを感じました。パフェにのっていたプリン、かぼちゃの味もしっかりしながら、ほかにも甘いパーツが軒を連ねるパフェの中でもしつこすぎない絶妙なバランスで、流石はプリンにこだわるお店のパフェなんだなと納得させられました。


地酒と道産食材一笑 別邸/海鮮とお酒

 美味しいパフェを食べて外に出ると、雨が降っているのもありすごく寒い! さっき隣に座ってた女性、ミニスカートだったよ……? どういうことなの……。と、なりながら秋物のコートに頼りなさと北海道の寒さに思いを馳せつつすすきのに向かいました。
 こちらのお店、北海道在住のお友達セレクトのお店で、わたしの「海鮮食べたい!」というリクエストに応えてお店を予約してくれました。
 雑居ビルのエレベーターを上がるとこじんまりとしたお店が現れ、これはぜったい現地の民じゃないとわかんないお店だ……! と思わされる。なんでも、一週間くらい前から予約しないと入れない人気なお店らしいですね。現地の民で人気なお店なら間違いないやつ……!
 どうでも良いけど、お店に行く途中道すがらに通りがかった“バニーちゃんのお店”で、ガラス張りのお店の中にいたバニーちゃんに手を振ったら、満面の笑みでバニーちゃんが手を振り返してくれて超うれしかった。

えらくうまいお通しのアジフライ

 かけつけの生ビールで乾杯して、いっしょに出てきたお通しのアジフライがもうすでにすんごい美味しくて感動。これ、お通しのレベルじゃないって……! 空港でビールの広告を見てから実はもう飲みたくて飲みたくて仕方なかったのでビールが進む。二杯目からはお店にタップで置いてあるという『ソラチエース』というビールにしてみたら、とっても香りがよくてめちゃくちゃおいしい! よくあるラガービールというよりは苦味が抑えられてフルーティーさを感じるクラフトビールっぽい飲みやすいビールでした。

塩辛付きのジャガバター


 北海道っぽい食べ物を色々頼んでもらう。まずジャガバター、バターにプラスしていかの塩辛が乗ってるんですよ。前々からお友達から「北海道のジャガバターは塩辛が乗ってる」と豪語(?)してたのを聞いていたのでこれが噂の……! と高まる期待の中食べてみると、塩辛のしょっぱさがほくほくのおじゃがとバターにめちゃくちゃよく合う。ビールが進むぜ!!

なんか太いアスパラとクリームコロッケ

続いてアスパラ。ここにきてアスパラ……? という感じですが、これもお友達から「北海道のアスパラはおいしい」と聞いていたのでようやく食べられて歓喜。よくイメージするアスパラの2倍くらい太い。ただ焼いてあるだけのはずなのに、甘みが感じられて美味しかったです。

激烈にうまいしゃこと白子の天ぷら

おまちかねの海鮮! この日おすすめのしゃこと白子の天ぷらを頼みました。しゃこは初めて食べたけれど美味しかったです。中々食べる機会がない食材なので、「これがしゃこなのか……」というきもちで食べる。そして白子の天ぷら、白子は元々好きだったのですが天ぷらは食べる機会がなく「白子の天ぷら美味しいよ」といううわさだけは知っていたのでわくわくしながら食べたのですが、これがもう!! ほんっっとに美味しかった!! 北海道で食べたものの中でいちばん記憶に残っているレベル。天ぷらがさくっと、中の白子はとろっとして、もうほんとにしあわせ。思い出すだけでちょっとにやけちゃうくらいには美味しかったです。あーーまた食べたい!!

ネタが大きい!!

 お寿司もいただきました。かに・ほっけ・まぐろ・サーモンをチョイス。ネタが大きい、流石は北海道……! 日頃は変わり種系のお寿司ばっかり食べていて、まぐろすらいつも食べてないような人間でも美味しすぎる……! ってなるお寿司でした。特にサーモン、北海道まで来てサーモンかよ、という気もするけれど言葉通りまさにとろけて本当に美味しかったです。 地酒も飲めるお店なので、お友達セレクトの札幌では有名らしい『千歳鶴』を頂きました。ジャガバターとかお寿司とか、けっこうお腹にたまるものを食べちゃったのでそんなに食べ飲みできなかったけど、すごく満足しました! 北海道に行ったら、またこのお店に行きたい!! とすごく思わされるとっても良いお店でした。

ROJIURA CAFE/コーヒーのパフェ(夜パフェ)


 北海道に来たんだから、パフェ好きたるもの夜パフェを食べねば……! ということで、お友達が予約をしてくれたお店。人気らしくて、外にもたくさん人がいました。お友達曰く、パフェのお店は人気らしくてどこも並ぶらしいですね。
 店内はかわいらしい内装。甘いものを普段全然食べないザルなお友達とまずはお酒でも飲んで……とやってたらここのお店でも3杯くらい飲んでいて、ほろ酔いを越してる感じの酒の回りようの中でパフェを食べることに。なんでわたし、カンパリソーダを飲みながらパフェ食べてるんだろ……。ってなった
 パフェメニューが充実していて、期間限定も含めて7、8種類くらいあった覚え。周囲にはノンアルコールでパフェだけを召し上がっている方も多くて、夜パフェって飲んだ後のシメじゃなくても楽しめる良い文化だなーと。都内も夜パフェのお店って正直無いわけではないけれど、お店が多くない上に某系列店二択くらいになってしまうので、札幌がうらやましい限り。

目の前が生ハム原木だった


 定番メニューのコーヒーのパフェをチョイス。正直酔っぱらってて味とかよくわかんなかった(ちゃんとパフェと向き合えないなんて不覚過ぎる!!)けど、生クリームとソフトクリームが異様においしくて、それに合わさるほろにがコーヒーがとっても良く合ってて、底にある砕いたクッキーのざくざく食感がアクセントになっていてまるでティラミスのよう。甘さ控えめさっぱりなところがまさにシメにちょうど良くてすごくよかったです。これ以外感想出てこない! あーもったいない。高速でパフェを食べる様子(わたしはいつも食べるのめっちゃ早い)にお友達はちょっと引き気味でした。
 横にいるお友達はにこにこしながらずーっとわたしと同じペースでお酒飲んでて、わたしばっかり酔って醜態をさらしていたのが(記憶があんまりなくて何したのかも後で聞いた)はずかしかった……。結局ビールとかインカの目覚めとかいう芋焼酎のソーダ割りとか4杯くらいこのお店でも飲んじゃったけど、パフェ自体はすごく美味しかったし、夜パフェを食べるという実績は解除されたので大満足! パフェ食べながらこんなにお酒を飲む経験、あとにもさきにもたぶんこれしかないんだろうな
北海道ならではの食べ物をたくさん食べられて、とっても良い一日でした!

白い恋人パーク/白い恋人パフェと羊蹄山麓ビール白い恋人


 昨晩まあまあ飲んだけれど、昨日のお友達と朝9時集合。翌日に残るレベルの酒量ではなかったので良かった。地下鉄に乗って白い恋人パークに向かう。
 朝でも家族連れで混み合ってました。早めに行って大正解。パーク内には白い恋人製造工場の見学とか映像が見られるやつとかあったけどすたすた素通りして辿り着いたのがレストラン。そう、わたしにはお目当てがあるのです……!
 パーク内の『チョコレートラウンジ・オックスフォード』は窓際の席から白い恋人パークの美しいお庭や北海道の山々が眺望できるレストラン(カフェ?)。この美しい風景を眺めながらいただくのはもちろん……パフェ!

ロケーションが最高、そして白いパフェ


 この『白い恋人パフェ』、事前に調べてもどんな構成か情報が出てこず何故……と思っていたら、構成が明かされないタイプのパフェで、いったい何味のなにを食べているかうんうん考えながら食べていました。外の看板に書かれていた情報をもとにして、バカ舌ながらも考察した範囲の構成は以下の通り。

構成がこの情報しかない

・白い恋人
・ホワイトチョコアイス?
・バニラアイス?
・玉状のホワイトチョコ
・砕いたラングドシャクッキー(白い恋人で使われているもの)
・削ったホワイトチョコ
・ホワイトチョコクリーム
・レモン風味のカスタードクリーム
・グレープフルーツの果肉
・グレープフルーツのジュレ(レモンかも)
・パウンドケーキ(ただのスポンジケーキかも)
・ホワイトチョコソース

 アイスの味がわりとさっぱりで正直よくわからなかったです。一番上のアイスがミルク感はあるもののそれしか感じず。不甲斐ない……。
 まず、上層から。全体的にホワイトチョコと乳脂肪分のまったり感が強く、まさに“白い恋人”といった味わい。白い恋人(現物)を食べた後、白い恋人のラングドシャクッキーと削ったホワイトチョコがかけられていて、白い恋人を表していながらしっかり食感アクセント要素になっているのもよく考えられているなあと。特に美味しかったと記憶しているのが、白い恋人をイメージしたホワイトチョコのクリーム。ホワイトチョコと乳脂肪分のまったり感がかなり感じられて、これぞ白い恋人……! という味で“白い恋人”概念のクリームでした。北海道で食べたスイーツ、どれもこれもクリーム・アイスがめちゃくちゃ美味しかった覚えしかない。
 続いて、カスタードクリームから下は柑橘中心のさっぱりゾーン。レモン風味のカスタードクリームのさっぱり感とまったり感が共存する風味がまったりな上層とさっぱりな下層を繋げる働きがあって良い仕事してました。その下、グレープフルーツの果肉がけっこうたっぷり入っていて、苦味と柑橘のさわやかな風味が今までのまったり感から大きく方向転換。グレープフルーツのジュレ(グレープフルーツじゃないかも)が続いてしつこさゲージがゼロくらいまで下げられたのち、パフェの底、最後に出会うまったり感全振りなホワイトチョコソースの甘さに「うま……」ってなりました。上層にあったらぜったいしつこくなってしまうレベルのまったり感だけれど、柑橘ゾーンの最後にあるからしつこさが残らず乳脂肪分とともにくる豊かな甘味に幸福感を得られます。ここでホワイトチョコを持ってくることによって、“白い恋人”という意識付けをもって〆ることができるのも素敵ポイント。
 ホワイトチョコのまったり感と甘味、柑橘のさっぱりさわやか感によって緩急の付いた非常にバランスの良いパフェでした! “白い恋人”と名を冠する意味のある、すごく良くできたパフェだと思うのでおすすめです。

 パフェを食べた満足感を得たのち、となりのザルなお友達とビールをオーダー。ちなみに時間はまだお昼前、11時です。昼から飲む酒ほどうまいものもない。

右のビールをわたしが注いだんですが、へったくそでかなしい


 この『羊蹄山麓ビール白い恋人』、前々からうわさを聞いてはいて、ずっとずっと気になっていたビールでした。なんでも、ホワイトチョコを原料に使用しているそうで、甘いビールとのこと。チョコもビールも大大大好きなわたしにはぴったりではありませんか! ということで、「北海道に行ったら白い恋人のビールを飲むぞ!」という目標をもっていたので、ようやく念願叶いました。
 飲んでみると、ほのかに甘味が感じられるような、苦味はかなり抑えられたお味。個人的にはホワイトビールっていうと苦味が抑えられているけれどクセのある風味がするイメージがあるのですが、ヴァイツェンみたいなバナナ香があるわけでもなく、ホワイトビールによく香り付けで使われているコリアンダーみたいなわかりやすいスパイスっぽさがあるわけでもなく、柑橘のようなフルーティーさを感じるクセの少ないビールのように思えました。かなり飲みやすくておいしいビールでした!
 お土産として買っていきたかったけれど、要冷蔵ということでしぶしぶ断念。おうちでも飲みたかった!!

 レストランを出て、たまたま目に入ったのが『白い恋人生チョコサンド』。ここでしか食べられない、なんて見たら食べるしかない!
 ホワイトとブラックの2種あったのですが、そこはやっぱり白い恋人なのでホワイトチョコをセレクト。券売機で券を購入して(キャッシュレスしか使えない罠)、店員さんに券を渡すと袋に入った生チョコサンドを手渡してもらえます。

大きさがフロッピー(死語)以外で形容できない


 大きさはフロッピーディスクくらいの正方形(もう一回りくらい大きいかも?)。ラングドシャクッキーにチョコが挟まってるのはふつうの白い恋人と同じですが、ラングドシャクッキーはふつうのよりも軽い感じがしました。中のチョコは生チョコとうたっているだけあり、柔らかくとろける食感。全体的に軽い食感で秒で食べきってしまいました。美味しかった……!
 生チョコサンドを食べていたら、近くにハロウィンの仮装をしている女の子がいて和みました。

 階下のショップでお土産をたくさん購入。アイガトーやマルヤマクーヘンとかのバラ売りがしていて、思わずいくつか買ってしまいました。あと、パーク限定で白い恋人の紅茶ティーバッグが売られていていくつかホイホイ買ってしまったんですが、ホワイトチョコの香りがしてとっても美味しかったです。これまたパーク限定で白い恋人のキーホルダーも売っていて、思わず買ってしまう……。限定って言われるとね、やっぱり買いたくなってしまうのが人のサガですよね。
 ベーカリーショップにはパーク限定のシュークリームやパンが売っていたのですがお土産をたくさん買ったしナマモノは持ち歩けなさそうなのでこれは泣く泣く断念。パーク内には白い恋人ソフトクリームとか飲む白い恋人なるものもあったそうで、まだまだいろいろなものが食べたい! となりました。気合いを入れたお持たせを見繕う場合は、大抵東京駅のISHIYA.Gへわざわざ行って買うくらい、今までも石屋製菓のお菓子は大好きだったのですが、今回改めてポテンシャルの高さを思い知りました。

Route148


 白い恋人パークを出て、駅の方に歩いていたらたまたま見つけたお店。建物の形から最初は「車屋さんか何かなのか?」と思いきやよくよく見てみると『釜出しアイガトーを食べられるのはここだけ!』の文字にこれは行くしかない!! と思い、甘いものを食べないお友達に「えっまだ甘い物を食べる……?」と思われてるだろうなあ、と若干申し訳なさを感じながら入ってみることに。
 中は広く、入り口近くのレジカウンターでは限定の焼き菓子やジェラートを販売していました。のちのち調べるとここ、アウトレット品が売られてるお店なんですね。
 わたし、アイガトーという石屋製菓のお菓子が前から大大大大好きで、今まで食べた焼き菓子の中で三本の指に入るほどお気に入りなのです。

むかし同僚からもらった北海道土産の中に入っていて美味しさに感動して北海道からお取り寄せしたこともある程。きめ細やかでずっしりしっとりな生地に、チョコの甘い風味がとっても上品で、ほのかにチーズの風味が香るのがアクセントになっていてもうそれはそれは美味しいお菓子で、本当におすすめです!
 そんな大好きなお菓子をお店で焼いているバージョンが食べられるなんて、ゆめみたい……。とひとり期待をガンガン高まらせながら食べてみると、いやまあ本当においしい!! 感動!! 感動をしっかり越えてくれる美味しさでした!

お持ち帰りした釜出しアイガトーと割れたチョコクッキー


 ロッテのカスタードケーキみたいな形をした通常のアイガトーとは異なり、紙のカップに入っている平べったい形なのですが、何と言っても上がカリカリなのです! この食感がもう本当に最高!! 生地はバターを感じるしっとり食感で、しっとりとカリカリが両方楽しめる素敵過ぎる焼き菓子でした。北海道で食べたスイーツの中ではこれが一番美味しかった。秒で食べ終わった後、美味しすぎてお土産として買って帰りました。焼き菓子なので、常温で持ち帰れるの素晴らしい。


わかさいも 新千歳空港店/あんぽてとソフト


 そうこうしているうちに帰りの飛行機の時間が近づいてきたので、現地のお友達とお別れして新千歳空港に向かいます。飛行機の時間を間違えていて、実際の出発時刻よりも大分早い時間に新千歳空港に到着。思ったより時間があることに気付いたので、じっくりお土産屋さんを見て回ることに。かねてから行きたかった柳月で期間限定の三方六などを買ったり、たまたま通りがかった千秋庵でうわさの生ノースマンを見つけて買ったりして欲しかったお土産を買う目的を達成したものの、やっぱり北海道に来たからにはソフトクリームが食べたい……! となる。長蛇の列になっているソフトクリームのお店を横目で見ながら、お目当てのソフトクリームを求めて早歩きで空港内を移動。
 事前に下調べをした結果、食べたのはわかさいもという和菓子屋さんのソフトクリーム。なんでもこれ、おいも味のソフトクリームの中にあんこが入っているちょっと変わり種なのです。

あんこが中にかくれている


 黄色いソフトクリームはおいもの風味と甘味がしっかり感じられて美味しい! 食べ進めるとねっとりしたあんこが出てきて、おいものソフトクリームと良く合う。北海道のあんこなんて美味しいに決まってますよね。その上、コーンもワッフル生地なのがうれしい。和テイストなソフトクリームでソフトクリーム欲を良い感じに満たしてくれました。でもやっぱり北海道の牛乳を使った王道ミルキーなソフトクリームも食べて見たかったというのが本音なので、次来たときは必ず食べることを誓いました。

千秋庵/生ノースマン


 かねてよりお友達から「いま北海道では、生ノースマンというものがすごく人気」といううわさを聞いていて、気になってはいたものの、どうせ並ばなければ買えないのだろうと思っていたのですが、新千歳空港のお店で見かけたとき並ばなくても買えそうだった上にバラ売りがあったので急きょ購入。生モノなので、保冷剤が無ければ1時間しか持ちませんと言われたので、保安検査が終わった後ひまになったので食べました。

画像は公式サイトより
ほんとにこんな感じの生クリームの量だった

 ふつうのノースマンはパイ生地の中にあんこが入っているのですが、こちらの生ノースマンはそこに生クリームが入っているという和洋折衷な美味しいに決まってるシロモノ。食べてみると、本当に生クリームがたっぷり入っています。あんこと同量以上はあった気がする。バター香るパイ生地に、甘さ控えめなおいしいあんこと乳脂肪分がしっかり感じられるまったり生クリームの取り合わせがまさに幸せとしか形容できない味。この生クリームの量がね、最高なんです……!
 例の通り、これもあっという間に完食。これが北海道で食べた最後の食べ物でした。いやー、どれもすばらしく美味しかったなあ。

お土産編


 甘いお菓子をたくさん買って帰った(しょっぱいものなどひとつも買ってない)のですが、どれも美味しかったのでそれも一部それも紹介。やっぱり北海道のポテンシャル、高い(n回目)

柳月/三方六かぼちゃ

はしっこはグレーズドが多くてさらにおいしい

 下調べをしたときから絶対買おうと思っていたお菓子。三方六はもともと好きなのですが、かぼちゃスイーツ好きとしてこれは買うしか……!
 長い棒状の三方六が10切分にカットされている。オレンジ色のバウムクーヘンに緑色のかぼちゃチョコが見た目からもうすでにかぼちゃ。そしてふくろを開けた時から香るかぼちゃの香りに期待大!
 とにかく生地がしっっっっとり。どっしりしっとりな生地とかぼちゃのしっかりした風味がすばらしい。もうこれはまごうことなきかぼちゃ……!外にグレーズドがかかってて、ここも甘くてとってもおいしい! かぼちゃ好きにはたまらないお菓子でした。

柳月/餅サブロー

サブレというよりおまんじゅう寄り


 美味しいとネットで評判をみて購入。和洋折衷な感じが好きでした。
 バターを感じられる生地(博多通りもんを思い出した)の中にやわらか~い絶妙な食感のおもちが入っているお菓子。やっぱりおもちって何に入ってても幸せをもたらしてくれますよね。和洋折衷なテイストが好きでした。
 1箱4こ入りなんですが(もっと入ってるやつがあってもいいと思う)、レジ待ちしてるときに目の前のお兄さん7、8箱買ってました。たしかに、気持ちはわかる……!

スノーチーズ/スノーゴールドチーズ・スノーホワイトチーズ


 こちらも前々からお友達から北海道で人気なお菓子なのだとうわさを聞いていたもの。今回なんとお友達からお土産としていただきました……! 非常にありがたい。新千歳空港で店舗を見かけたとき、やっぱり並んでいて人気を思い知りました。

上:スノーゴールドチーズ
下:スノーホワイトチーズ


 いただいたのは『スノーゴールドチーズ』と『スノーホワイトチーズ』の2種。
 まずゴールドチーズ、絵に描いたようなチーズのかたちのチョコがサブレに乗っててかわいい。食べてみると、チーズ風味のサブレがザックザク。硬さをかなり感じます。上のチーズ型のチョコは甘味とチーズの風味をしっかり感じられて、サブレのザクザク食感のインパクトの強さに負けない濃厚な風味で美味しかったです。濃厚な風味が味わえるチーズのお菓子でした。
 次にホワイトチーズ、こちらはクレープのようにクッキー生地が巻いてあり、中にはチーズ風味のチョコ、先端にはチーズの形をしたチョコが乗っていてかわいいです。食べてみると、こちらのクッキー生地はとても軽くて、チーズの風味がほんのり感じられてとっても食べやすい。中に入っているチーズ風味のチョコは甘さ控えめで、こちらもチーズの風味が感じられるけれどくどくなく、これはいくらでも食べられてしまいそう。
 二つを比較すると、ゴールドチーズの方がしっかり食感があって風味も濃厚、ホワイトチーズはさっくり食感で比較的あっさり風味でした。どっちも美味しかったです。

 余談ですが、パッケージと紙袋が白と金を基調としたデザインで、豪華さにちょっと感動しました。(若干職業病ではあるのですが)金インキや金の蒸着紙でものすごくお金かかってるやつ……! こういうの見るとワクワクしますね。パッケージは見ててやっぱり面白いです。お菓子を食べる前から、こういうところにもブランドイメージが表現されていて素敵だなーと思わされました。

おわりに


 気付いたら1万字強書いていた。やっぱり、思ったことは文字にして記録しておかないと気が済まなくなってくる。
 海の幸やパフェ、お菓子などなどおいしいものをたくさん食べた北海道旅行でした。
 次に行く機会があったらいろんなひとからおすすめされたかま栄のパンロールが食べたいなと……!
 食べたいものはまだまだありますが、何年も前から北海道にはずっとずっと行きたかったので大満足の旅行でした。いろいろと同行したりお店を予約してくれたお友達にも感謝を。

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