一度だけの雨では作物は作れない
今日の題名はネイティブ・アメリカンの言葉。
「One rain does not make a crop.」
私は有名な彼らの言葉しか知らないけれど、そこから流れ込んでくる感情の穏やかさが好きだ。
自然と共に歩むということはこういうことだなと思う。きっと彼らはずっと地球人だったのだ。
日本だって縄文時代は同じようだったはずなのにと思ったりする。
強すぎる光は陰を生む。
陰にとらわれれば光に目が眩む。
世の中騒がしくて、忙しなくて、疲れちゃう。
心がざわざわする。
「貴女は怒りの感情が人より少ないよね」って友達に言われた。
そうかな。それなりに怒ってると思う。でも、確かに凄く怒ったりしないかな。
「だから、余計に疲れるんじゃない?」って言われた。
誰かが怒れば怒るほど、心は冷淡になっていく。
そんな感覚はある。
でも、怒らなければ見えてくる事実は時に残酷過ぎる。だから怒りは「防御」なんだと思う。
必要な時もあると理解している。
でも、過ぎた怒りは怖い。
大地が乾いてしまう。草木も生えなくなる。
そうすると水さえ中々染み込まなくなる。
受けとめきれない水が洪水をおこし、たちまち世界は沈んでいく。
強い怒りは淀みを生む。
怒りは力にもなるんだけれど…
私はとても怖い。
例えソレが『正義』であったとしても。
私の中の冷酷さと、世界を大切に想う気持ちが渦を巻く。世界の混乱に乗る様々な感情は私に強すぎる揺れをおこす。
昔の書物はすごく読める。
事実として知りたくて、残酷非道なものも調べたりする。それに揺れないのは、時が紙を褪せさせたようなものか…。
今その時は、やっぱり強すぎるよね…。
どうか今あるその時を大切に。
この星は生きている。
その事が辛いんじゃない。
その事によって動く無数の魂の叫びが辛いのだ。
いつか宇宙の欠片に戻った時
沢山楽しい思い出を話せるように
生きたいよね。