心の落とし穴は自分で掘って自分でハマるもの。(長くて重くてウザいかも)
落とし穴。
思いがけず落ちちゃう落とし穴。
この世界にはそんな落とし穴を、掘って掘って、己がそのままハマるというお馬鹿をやらかす私がいた。
過去に心の落とし穴にハマりまくった私がいる。
これは今の私が、過去の私の謎の頑張りを見つめる記事。
深く深く、一人分の細長ーい落とし穴を、来る日も来る日もせっせと掘り進める。
ある日、疲れ果てた私は上を見上げて絶望する。ぽっかり空いた小さな穴から見える小さな青空の遠さに絶望し、
誰もいない穴の中で体育座りなんてして、ヘトヘトの身体を横たえる事も出来ずに途方に暮れる。
おわかりいただけるだろうか?見事な落ちっぷりである。掘っている時は気がつけないもので、気づいたら取り返しのつかなそうな状況に陥っている。一生懸命すぎる。駄目な方向に一生懸命すぎる。
私は落とし穴の中で考える。どうしよう?
とりあえず助けを呼んでみよう。
「おーい」
……………………誰も来ない。それもそのはずで、私は周りの人間に「秘密」で落とし穴を掘っていたから、誰も私がまさか落とし穴を掘って自分でハマるというお馬鹿をやらかしてるとは微塵も思っていない。
『困った。困ったぞ…でも、、、知り合いに知られるのは何か嫌だ』
そこで私は気付いた。手にはガラケーが握られている!ネットに書き込みをしてみよう!
「落とし穴辛い」
すぐに沢山のレスがつく。
「自業自得」
「自己責任」
「頑張って!」
「普通に出ればいいのでは?」
「誰かにはしご持ってきてもらえよ」
「お腹空いたー」
「穴の中で過ごすという手もあるで」
「という夢を見たんだ…」
「私の落とし穴のが凄い」
即反応があるのはいいね!あと納得。皆の言い分にとりあえず納得はした。が、しかし…これではどうにもならない。
私は困ったまま小さな空を眺める。白い雲がポワポワ流れて、鳥がぴぃぴぃ飛んでいく。誰かの楽しそうな声がしている。いいなぁ、広い空見たいなぁ。
「おーい」
もう一度。声を出す。
すると、今度は人が来た。
「おーい。なにやってるの?」
私はここぞとばかりに、落とし穴にハマって困っている事を話す。その人は聴いてくれた。確かに聴いてはくれた。しかし
「うーん…。でもさ、そこまで降ろせる梯子も無いし、ロープで引っ張る力も…ごめん無い」
そうか…そうだよな…。私は何処かで知っていた。私は重すぎるんだ。身体じゃない。心がだ。
「…あっ、あー!そうだよね!大丈夫!話聴いてくれてありがとー!少し楽になったから、頑張ってみるわ!」
そう答える。
私は自分を鼓舞して、冷たい壁に手足をついて登り始めた。途中ズルズルと滑る。痛い。……でも、ずっと底にいる訳にいかないし、とにかく登る。
「あー、ついたー…」
やっと地上に這い出た私。
ドロドロのヘトヘトで、暗がりに居たからお日様は痛いくらいだ。
『やった…自分で出られたぞー。やったぁ………』
自分で掘った落とし穴に、自分でハマって困ったけど、自分だけで何とか助かった!
超自立してるじゃんっ!出来るぞ私!と当時の私は思ったそうな。
いやいやいや(ヾノ・∀・`)
それは自立でも何でもない。
創意工夫が足りてない。
あと、ヘトヘトなのは解るけど、そのドロドロのまま次のステージへ進もうとするな。
まずは、お風呂だ。次に食事だ。あと、たっぷり寝ろ。それから、誰かとこの大変さを分かち合え。
そもそも、もっと普通に助けてもらえ。
深く掘る前に誰かに話せ。
当時の私が頑張るべきは「駄目な時は人に助けてもらう術」を身につけることだったんだけれど「一人でなんとかすべし」って頑固に信じていたんだよね。誰も信じてなかったんだよね。
自分で助かる(そういうふうに思ってる)とどうなるかって言うと「一人で出来る」って事実と「出来るから助けを呼ぶのは甘え」っていう心理が手に入って…………そこには、底にいた時より更に大きな「絶望」が待っている。
如何あがいても絶望かよー!( ´ཀ` )グフッ
まぁ、そんな感じでボッコボッコと穴を掘っちゃハマって這い上がるのを繰り返した私だった。
これを、話すとさ
「這い上がれたんだから良かったじゃーん」「凄いじゃん!しっかりしてるね!」
って言われる事がある。
それは悪気なく言われる。
事実、這い上がれなくて苦しんでる人は多いよね。這い上がれた私って「幸せ」なはずなのさ。
「そうだね。そうだよ。良かった。良かったよ………私やれば出来るね!」
笑う。仕方ないから、笑う。やるせないけど笑う。
きっとここで私のこの胸の苦しさを話しても、それって結局、私が甘ったれな脳みその持ち主で、駄目なやつで、成長出来ないクソみたいな心の持ち主って事になりそうだから………グッとこらえて笑う。
世の中の救いの手は、這い上がれなくて苦しんでいる人のためのものだから、私なんかが、もう落とし穴の中にいない私なんかが、自分で這い上がれて「普通」の生活を維持できる私なんかが、頼っていい手は無いんだ………。それは私の為には無いんだ。
この思考に溺れるとか地獄かよ……………………_:(´ཀ`」 ∠):_
私がこの絶望を覚えた時は凄かったなぁ。
本当に、凄い凶暴な野生動物みたいだった。
馬鹿だなー。私ったら。
でも、あの時どうしたらよかったんだろ?
今でもそういうところがあるけれど、マシになってきたと思う。でも、本当はきちんと専門家に見てもらって、きちんと向き合うべきかなとも思う。
私の場合、自己流で『たどり着いちゃった』感じがある。
この記事で私が言いたいのは『自力で這い上がる事は本人からしたらとてつもない孤独を抱えて生きるという事』だったりもするんだよ。という事。
『自力で這い上がれた!やったー!』なんて心から思えて自信に変えられるのは健全な周囲に支えられた感覚を無意識でも感じ取った人だけなんじゃないかな。
そういう心の成長の仕方をするのって大切だと思うよ。でも、それは、私みたいに「一人で出来ちゃった…」って思っちゃう心の状態では育たないものだと思う。
私みたいな子、きっと居る。
だから、こんな思いして欲しくない。
だってそんなの苦しくてどうしようもないから!バ━━\( •̀ω•́ )/━━ン!!
痛い思いして、這い上がって、周りが助けられていくのを「良かった」って思いながら、自分の傷の治療は自分でして、それを「偉いね」なんて言われて、その人は優しさで言ってるから、その優しさを無碍にしない為にニコッと笑って、カサブタになれば平気だね、なーんだ小さな傷だもん一人で平気平気なんて…………………:(´ཀ`):グフッ
そんな寂しい思いしなくていいよ。
大人になっても消えない寂しさを、そんなふうに抱えなくていいよ。
どんな小さな傷も、痛いものは痛くて、そりゃ元気なら自分で絆創膏巻いてもいいけど、まずは誰かに「大丈夫?!痛かったでしょ~」って慰めてもらいなよ。
それは惨めでも、駄目なことでも、狡いことでもないよ。
それに溺れるのは駄目だと思うけど、疲れ果ててる時にそんなの気にしなくていいんだよ。
もしかして、あとから「あれは我儘だったかな?」と思う事もあるかもしれないけど、あとから返していけばいいんだよ。
いいんだよ。そうすればよかった…私も…。
自分で調べすぎて、自己解決しちゃった。
だから、結局消えないまま。
自分の事、誇らしいけど、なんか悲しさもある(*ノω・*)テヘ
でも、それでも、ちょっとずつ、私なりに良くはなってるので、それは本当なので、ここの皆にはそのまま接して欲しいと思います。何時も有難うございます。本当に。
こんなふうにドツボにハマってたよって人間もいるので、なんかそういう心もフワッとさせられたらいいなーなんて思っています。
(そもそも、やっぱり、私がそう思いたいだけで、そんな事なくて、私の我儘とか甘えなのかとか……………そうも思う)
いやぁ、長くて重くてウザい記事でしたねぇ╮(*˘ーωー˘*)╭
ここまで読んでくれたんですか?イライラしたでしょ?
気持ちのいいものでは無いですよね…。
でも、こんな人もいるよって、こんな気持ちもあるよって話をすることで気がつく何かもあればいいなと思います。
もしかして、皆もこの気持ち持ってる?皆も落とし穴掘って這い上がってきたの?
だとしたら苦しくて辛いね。
私、お肉ないからホネホネしてるけどハグするね。
ぎゅー(*>ω<)ω<*)ぎゅ〜
こんな気持ちは他の誰にも持ってほしくない。
でもいるとして、それなら、そっと抱きしめてあげたい。
素直に受け取ってくれなくていい。
頑張って気づきたい。あなたの小さな声に気づける大人でありたい。
今の世の中、順調な大人だって疲れ果ててしまうから、皆。どんな人も、疲れたら休んで、傷ついたら癒やしてもらって。
そうやって、少しずつ皆で幸せを見つめていけたらいいなと思っています。
本当に長くなっちゃった。
何かまとまりないし、重いし、書いてよかったのか?とか思うけど、楽しい記事も、こんな記事も『私らしい』と思います。
こんな奴で良かったら仲良くしてあげてください。
私はこの電子の海で出会うあなた達のおかげで、少しずつ心を解放して、伸ばして、生きています。有難う。