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蛹の中でメタモルフォーゼ
この記事は虫の記事。
玄関先を出る。
たまたま休みになった夫と買い出しに行こうとなった。
先に出た夫が
「ほら、蛹」
と言った。
彼は虫が苦手である。
特に羽虫が苦手である。
蛹は無抵抗だからいいのか?
そんな事を思いながら
夫が少し遠くから指差す方向をみたら
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あら、まぁ、こんなところに。
何故、ここにしたのだろうか。
こんな真っ白な所に。
こんな開けた場所に。
芋虫が蛹になる場所の基準は、なんなのだろうか。
どうやら芋虫は一生懸命に場所を探すようだが人間からすると「なぜそこに?!」というところにいる蛹も多く見かける。
蛹の中はメタモルフォーゼ。
とても不思議な変態の世界。
芋虫たちは懸命に食べる。
沢山食べて眠り変わる力をつける。
力なくして変態は出来ない。
変わるってことは、力を使うこと。
変わりたいときね、お腹ペコペコじゃ、変われないんだよ。
沢山食べて、すごく弱くて、でも頑張って生きて、やっと変わる状態になる。
人間はお腹ペコペコなのに変わろうとしたりして、壊れちゃう人いるよなーとか
思った。
虫や草花は生きることに、雄弁で
人間は、この小さな世界に学んだらいい。
さて、シャッターでメタモルフォーゼは上手く行くのか。
はたまた狩られてしまうのか。
羽化したら綺麗なヒメアカタテハになるはずです。
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