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「トントントン」「なんのおと?」

「かぜのおと~」
「あ~よかったぁ!」


小さい頃、あなたも遊んだことがあるだろうか?


あ~ぶくたったにえたった の歌のパートのあと、オニ役の子との掛け合いがあり

「おばけのおと~」
「きゃーっ!!」

おばけの音という言葉を合図に鬼ごっこがはじまるのである。
(大人になった私はおばけの音って何?ラップ音ってこと?などと思う)

皆さんは鬼ごっこの時、どんなタイプだっただろうか。

逃げ足バンザイ?
鬼にちょっかいかける?
怖くて動けない?

色々なタイプの子がいると思う。

私はというと…逃げ足が遅い。
とにかく遅い。
瞬発力皆無である。
よってすぐに捕まるのである。

足が遅い他に考え方もある。
おばけは怖いが
オニ役の先生や友達は怖くない。
目の前には先生や友達がいるわけで、
まぁ捕まってもいいか?誰かは捕まるし。
とか思って足が止まる事が多かった。


今思い出してみて、私は小さい頃から諦めが良かったのだ。

小さな私は鬼から逃げることを半ば諦めていた。
なんと、やる気のない子供なんだ!!


しかし、それが作戦の時もある。

幼稚園の頃のこと。
私と友達の3人組は、よく園庭で男子達と争いをしていた。争いの理由は忘れた。

なぜそうなったかわからないが男子の軍団があって、そこのトップと私達は犬猿の仲という感じだった。

たいてい口喧嘩からはじまり、追いかけっこに発展する。口喧嘩のあとの追いかけっ子かだから、楽しい遊びというよりは、動物同士の狩りといったところだ。狩るか、狩られるか。

ちなみに男子達のほうが大所帯である。

さんざん追い掛け回され捕まえられ、捕虜にされる日々。

私はとにかく足が遅いわけだから捕まる。
私はそれを学んでいた。

だからこそ、大人しく捕まって、男子軍団のアジトである砂場の横の藤棚の下にやってくる。
ノコノコ大人しくやってくる私に、相手は毒気を抜かれる。
私はヘラヘラとした顔をして「つかれたね」などとはなす。
相手は「おう…」と戸惑いつつ返してくる。
敵にニコニコ話しかけてくる変なやつだと思われるのだ。
目の前では友達と他の男子たちとの激しいバトルが繰り広げられている。

大人しく、無害。
静かにぼーっとしている。

しかしそれは擬態である。
私は男子達に一泡吹かせたいのである。

だから、相手を油断させ、気配を消しながら、見張りがぼーっとしたすきに

逃げるっ!!一目散!!(この時は、相手が気づくのが遅れるので足遅でも逃げられる)

それを確認した友達も各々相手を巻いて教室へダッシュ。
先生の元に帰れれば私達の勝利である。


私は私が弱いことを知っている。
人よりできない事が多いことを知っている。

そして、頑張るのが面倒だというだらけた性格なのは魂からなので、だらけるために頭を使うのである。

一泡吹かせたい。

だけじゃない。

走るの疲れて嫌だから。

早くつかまって休んでるのである。

小さな私は男子達に何にもおもっていない。
一番トップの子にはうるさいなーめんどくさいなーとかは思っていたが、本気で嫌いなわけでもない。

だから!
追いかけっことか!
疲れることは!
したくなーーーーい!!!
だけ
だったりしていた。

省エネなkoedananafusi幼少期。


ずっとそう。
気配を消してサボる。

あまりの気配のなさに
「えっ?!いつからいたの?!こわっ!!」
「もっと気配だして!!(怒)」
などクレームをもらうくらい。
いや、しっかり存在してますがな。
と本人は思う。

おかげで?マークもつかずバスケではシュートを決めたりする。
ちなみに球技も大の苦手で、ボールを顔面に受けやすい鈍くささである。


えーっと、なんの話だっけこれ。


まぁ、こんな感じで、遊びの中にも性格というか、性質って滲むよね~って、遊んだ遊びを思い出して思ったよって記事です。


小さい頃は追いかけっこより、砂場遊びとか、虫集めとかのが好きでした。
鬼ごっこより、かくれんぼ派。






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koedananafusi
サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。