私が絶対に陥らない気持ちが流れ込んできているので文書にしてみる。
この気持ちに私自身は陥らない。
でも、それが流れ込んできているので文書にします。
なんのこっちゃと思うかもだけれど、あれよ、創作話ってやつです。
なんとも胸の詰まる思いしてるわけ?
不毛だね。難儀だね。そして、しょうがないねって溜め息つきたくなる。
諦めるしかないんだよ。
シンデレラの王子様は人魚姫とは出会わないんだから、そういうものだって思っておきなよ。ね。
電話帳を開いて閉じる。
ラインの友達一覧を開いて閉じる。
スマホの画面をつけては消してを繰り返す。
なんの意味もない。
気持ちだけが焦る。
焦る必要もない。
もう、終わってしまったことなのだから。
『どうして、何も言い返さなかったの?』
『どうして、あっさり引き下がったの?』
『どうして、私じゃ駄目だったの?』
『どうして、一言「行かないで」って私…』
どうして、引き止める一言が言えると思うのだろう。
あれだけ傷つけておいて。
あれだけ傷つけられておいて。
どうして、もう一度画面にあなたの名前が表示されて、私は急いで応答のボタンを押すなんて場面が頭に浮かぶんだろう。
そんな未来は、きっと、ぜったい、こないのに。
カーテンの向こうは当たり前のように日が昇って、人々が動いて、その中にあなたがいて、それを見つけて声をかけて、駆け寄るのは私じゃない。
そんな明日は存在しない。
そういう事実をわかっていて、わかっているから、『どうして』を繰り返している。
あなたと私では到底上手くいかない。
わからないけど、わかるもの。
でも、
本当は、
さよならを聞いたあとすぐに扉をあけて、
その手を掴みたかった…
出来なかった…
とても出来なかった…
だってわかってるから。
どうして、私は私なんだろう。
どうして、あなたはあなたなんだろう。
沢山伝えたい事は、
他にも沢山あったのに、
私達は通じ合わなかった。
ただそれだけなのに。
きっと別の誰かを好きになるよ。
私はそんなに愛情深くないから。
きっとあなたも誰かを好きになる……。
私じゃない誰か。
あの時のさよならが胸を刺す痛みを
私は今はまだ大切に抱きしめていようと思った。
いつか瘡蓋になった時、街中で大切な人に笑いかけるあなたをみても傷のつかない私になりたい。
誰の気持ちなんだろう。これ。
わからない。
私自身は扉を占める時はスッキリ爽やかだもんねぇ。
邪魔な存在の消失だもん。
恋の終わりなんてさ。
あと、自分が痛いのなんて嫌。
瘡蓋なんて痒くてもっと嫌。
けれど、そうやって傷つく事が甘くて仕方ない人もいるよね。
諦めちゃえよ。物語には適材適所。
向かない王子様もたまに紛れ込むって。
というか、私にそういう話は向かないよ。
だってワンコインでティッシュだと思ってるような、乙女心の欠落した女なんだからさ。
創作話とは、急に流れ込んでくる時もあると言う話です。
本当は折り紙か、桑の葉茶についてでも載せようかと思ってたけど、また明日ですね。
大丈夫。
物語の先はまだ白紙だよ。
書きたい放題だね。
少しそれが不安でも
そんなものだから諦めちゃえよ。