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きみは いつでも どこかクールな男の子 (ゆめも)

朝起きて、さっきまで見ていた夢を、なんども確認してしまった。

なんども、場面を思い出して『とうとう、夢で叶えたか……私は』と。

またも、あの、赤ピクミンにどこか似ている初推しの彼の夢である。

多すぎる。去年から今年にかけて、マジで多すぎる。
 

夢はこうだ。  

それは学校。後の会話で、どうやら高校だと知る。
 
私は私のクラスにいて『掃除当番、外かぁ…めんど』などと思っている。


すると、小柄てヒョロくて丸眼鏡のモブくん(モブの意味合いのモブくん)がやって来て
「〇〇って、君だよね?」と聞かれた。
「そうだよ〜」と答えると
「ちょっとついてきて」
と言われる。
私は大人しくついていく。 
向かう先に、あの、彼のクラスがある。(彼に仮の名前つけようか。ヒロとでもしとくか)
私は先日の会話を思い出す。
『ヒロは私の推しだよ!好きだよ!』
そう。夢の私は好きを隠さない。ノリノリで告白し続けているような女である。
『あっそ。いつも言ってるね、それ』
と笑われて終わるのだ。
ヒロは、そういう子だと知っている。
絶妙にクールで相手にされていないのが楽しいのである。
そんな彼の教室に、謎のモブくんに誘われ、向かっている。
『もしかして…』という私の期待。
彼はクラスの真ん中の席に、仲のいいシゲキと一緒にいた。
「あ…」
と小さくヒロが言うのを私は聞き逃さなかったのに、モブくんは彼の横を早足で過ぎた。
私とヒロの目線がぶつかる。
お互い『え?なんで通り過ぎるわけ??』という困惑の表情のまま、私は教室を抜けて暗い階段の踊り場につく。
そして、やっと振り返ったモブくんは口早に
「あいつに、君のこと呼んで来いって急に言われたんだ。何なわけ?告白でもするわけ?」
モブくんは雑用が不満だったのだな。だから、意地悪にも横を素通りさせたと。……このヒョロ眼鏡モブ……やりおる。と私は思った。
「そっかぁ。うん、わかんないけど確認してくるね?有難う」
そして、クラスに戻るとシゲキくんにぼやくヒロがいた。
「なんで通り過ぎてったわけ」
「わからん」  
そんな二人の背後から
「よっ!!」
と声をかける。
「あっ、来たな」
ヒロがたちあがる。
私はヒロの正面に行き、少し見上げる。
「呼び出して、なぁに?」
私がすでにクスクスわらったりしているので、ヒロはなんてことないように話す。
「koedaさぁ、俺のこと好きって言って長いよね」
「うん。小学生のときから。」
「でも、中学別だったじゃん?」
「そうそう、悲しかったー、ヒロは2中なんだもんっ」
「なのに、なんか、推しとか言って来てさ」
「ホントだよ?なんならウチワ振ろうか?」
「高校生になっても好きとかさぁ…」
「へへっ!同じ高校になるとは思ってなかったけど、同じって知ったときは、本当に嬉しかったよ!!やはり、ウチワふっちゃ…」
「だからさ、koedaは俺と………付き合う?」
そう、言われるかもって期待して来た。
最近の彼からそういう雰囲気を感じた。
でも、いざ、きくと、頭がフリーズする。
推しと付き合う???はぁっ???ウチワふっとくか???
「そ、それなら、私、毎回、最前列で全力でウチワ2枚ふるね!!!(よろこんでッ!!)」
「なにそれ。笑 あ、そのうちわ、俺もほしい。koeda用に。笑」
「なっ、なんと!推しが私のウチワを、ふってくれる?!なにそれ、すきっ!!」
そのあと、普通の会話が続く。
「そうだ、おまえ、その湯豆腐のネックレス…」
「ん?あぁ!可愛いでしょー。ガチャガチャしたの。だめかな?」
「いまニュースになってるものに似てるから外しときなさい」
「え、そうなの?はーい」
…湯豆腐のネックレス。

そして
「たいへん!掃除当番なのに!」
私は掃除を思い出す。
「なに?外なの?いっしょに行く?」
とヒロはすでに歩き出す。
「えぇーもう間に合わないかもよー?」
「まっ、いかないよりいいでしょ?」

その時に私は既婚者だって思い出す。
廊下で花瓶を持つ生徒とか、いろんな人を横目に、ヒロの背中を見て思う。
『ヒロがあんまりまたせるから、私、結婚しちゃったじゃん。…え、まってこれ、不倫ってこと?浮気??でも、付き合うだけで終わる?あれ、でも、ヒロが本気で、結婚したいって言われたら、私……離婚する?バツがついてもヒロは私のこと好きでいてくれるかな。というか、そもそも、今この状況もズルいよな。……離婚、しなきゃかな』

高校生の癖に思考が現実の私になった。

そして、軽やかに階段を降りて、そこでヒロと一旦わかれた。

「じゃ、またな」
「うん!またね〜」

ずっと、こうやって戯れていたい。


そして、何故かついたのは荒れた居酒屋で、私はそこでバイトしてて、いやぁ、客は横暴だし、店員は癖すごいし。面白かったけどユメモ割愛。


なんだかなー。
今までも夢にたくさん出してきたけど、付き合ったことあったかな。なかった気がするよ。
たくさん書いたけど端折ったとこもけっこうある。
とりあえず、そうだ。ヒロが私を「かわいいな」って言ったので、そういうこと、クールなので言わないので「ヒロ……高熱なのでは??大変だっ?!シゲキに熱確認してもらいなっ?!」とか言ったわ。


初恋の人との夢は恋愛運低下とかかいてあるが、低下するも何も恋愛しとらんし。


今日しごと早番だ。あー

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。