調整された薬みたいな言葉だなと思うことがある。
noteの街は様々な精神が集う。
私はこのような場所を『電子の海』と呼ぶ。
しかし、海よりはやはり街なのかもしれない。
私なんかは海だが、美しく洗練された言葉達は街向きだろう。
様々な言葉達の間を泳ぎ見ながら頭に浮かぶ。
『まるで、調整された薬みたいだな。』
いつだったか、真夜中にそんな比喩がしっくり来て記事を書こうとメモだけした。
眠気の中のメモはひどく雑で、これこそ、私が電子の海に生きる生き物である証明のように感じた。
さて、『調整された薬みたいな言葉』についてだ。
なんでそんな風に考えたのかを、話そう。
これは私の個人的な思考だ。それだけは忘れずに読んでほしい。
言葉とは…言霊だ。
急にスピリチュアルなことを言ったが、とりあえず読み手の皆さんには「そうか」としておいてもらえると嬉しい。
どれもこれもがではない。
言霊は乗せないと乗らない。
しかし、何かを言うにしても書くにしても、なんの心も無くソレを表にする事はないだろう。
例え隠したとしても。
例え整えたとしても。
言霊には強さがある。
その人間の底力みたいなものと、培ってきたものの2つがある。
私の言葉達は、どうやら「強め」だ。
響く時は、やかましいほどに響く言葉を私は使っているようだ。
私自身も、私の言葉を纏っている。
たまに、言葉にあてられている人を見る。思考酔いだ。
言葉にあてられると「拒絶」が生まれる。
風に吹かれて心地よかったのが、急に突風に絡めとられるようなもんだ。
まぁ、だいたい、薬草を摘んで煎じて飲むなんてのは一見、自然派で良さそうで、やり過ぎなんだよ。
私の言霊はそれくらい荒削りだって話。
それを、とてもよく勉強して、なるべく綺麗に整えて、それこそ「調整をした薬」みたいな言葉にする人達がいる。
noteは調整できる人が多いなと思う。
用法用量を守ればとても効果的な言霊達だ。
私にはその力はないというか、面倒くさくてやらないし、そうだね……ないんだよ。
困った時にとても頼りになる言葉達。
近くに置くと安心して癒やされる言葉達。
でもね。
調整されているから、優しいだなんて全面的に思うのだったら、それは気をつけるべきだ。
言霊が届く相手を選ぶ時もあるけれど、こういう電子の海みたいに浅瀬から深海まである場所は受け取り手に委ねられている事が多い。
調整されて、安心安全で、調子が良くなる「魔法の薬」
けれど、それは、『用法用量をきちんと守ったら』の話だ。
たまに過ぎてる人を見かけるよ。
流れにのまれたら、どんなに穏やかでも溺れてしまうのだ。
私のは本当に荒削り。生の薬草を口に突っ込まれれば、誰もが吐き出すだろう。
野菜をそのまま齧ったり、川から水を飲むようなもので、それは本能的にリスクがある事を知ってるはずだ。
だから、だいたい途中で距離を必要とすることを知ると思うよ。
遠くの稲光はいいけど、真下は危ないことくらい本能が教えてくれる。
でも、整えてあるものは違う。自分も着飾ってナイフとフォークを手にお上品にいただく。その空気にのまれる。
それは、その場の雰囲気や、かけられた金額、手間の数々を感じさせつつも、感じさせないんだ。
静かに染み込む。
「美味しい」だけに集中してしまうと駄目なんだよ。駄目ではないけれど、駄目なんだよ。
磨かれた物の本質を、すべて楽しみ尽くしたあとでいいから考えてみるといい。
そうすると言霊はもっと素敵に響く。
距離のとり方が難しいのは荒削りな森でも、調整された庭でも同じだよ。
見た目より本質が大切ってこと。
あー駄目だ。これ系統の事は文字にするとまとまらないんだ。頭の中ではもっと順よく説明してるんだけど………
そもそも、私は喋りながら整理するんだよ。この手の話は。
相槌が必要だ。相槌が。
議論。いや、そんな堅苦しくなくていい。
純粋な疑問や、他人の想うものの反響で、伝えるべき言の葉は枝から離れていくものだ。
誰かの落とす言の葉が、積み重なり腐葉土になる。
それを吸い込んで幹は確かに強く太くなり、枝を伸ばす。
そして、葉がついて、それは離れ誰かの腐葉土になる。
いいかい。
一度は腐葉土にしなきゃならない。
微生物たちに協力してもらって。
時間をかけて。
ガラスケースにしまって、永遠の緑でいてもらおうなんて、そんなふうに思うなら、健全じゃないよ。気持ちはわからなくはないけれど。
だってあまりに美しい花もあるからね。
言霊の形は様々なんだよ。
あー、もう。
本当に駄目だ。
言葉にすると長いし
私はまとめるのが苦手なんだよ。
まぁいいや。
これを調整して出すと、それこそ、大変そうだ。
余白は必要さ。
雑。
ほんとーー雑。
これはいつか書き直すかもしれない。
でもなんか
とりあえず出しちゃう。
私の言葉はね…
難しいね。
伝えようはあるけど
伝えたいような
伝わらなくてもいいような。
とても中途半端な記事になっちゃったなぁ。あ、いつもか。笑