自分の”駐妻年表”作ってますか?
駐妻生活って、気づいたらあっという間に過ぎていきます。
私も気づいたら3年経っていて(笑)、「あ、もう半年後に帰国!!職務経歴書書かなきゃ!」とバタバタしておりました。
どうしてバタバタする前に準備しておかなかったんだ?と、自分に「喝!」です…
人って、忘れる生き物ですよね。
今まさに駐妻の皆さんには、自分の反省も踏まえて、「私の駐妻年表」を作っておくことをお勧めします。
「私の駐妻年表」を作る目的
目的は、大きく2つ。
①自分がその土地に生きた証、そこから得たものを記録するため
②記録することで、自分の精神安定につなげるため(ジャーナリング)
①について、駐在生活というのは必ず終わりが来るもの。
日本に帰ってしまえば、当時の苦労などを忘れ、またいつもの日常に溶け込んでいくだけになってしまう可能性があります。
しかし、海外での生活では、日本にいるだけでは気付かなかったことにたくさん気づき自分の視野も今まで以上に広がっているはず。
そういった良い面を忘れないためにも、日々感じたことを記録しておくことはとても大切です。
(人間は忘れやすい生き物ですからね。)
②についても、ジャーナリング(Journaling / Journal Writing)という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
「書く瞑想」とも呼ばれています。
テキサス大学のペンベイカー教授の研究が有名ですね。
紙とペンを用意して、一定期間(5~10分など)頭に浮かんだことをひたすら書きとどめていきます。
一見単純な作業ではありますが、実はこの行為自体にストレス軽減効果が期待できるとのこと。
だから、「書く瞑想」と言われているんですよね。
とにかく、駐在妻は、言葉が通じない見知らぬ土地で「アイデンティティ・クライシス」に陥ることがよくあります。
それを予防する1つの方法として、ジャーナリングはとても有効です。
「私の駐妻年表」の作り方
駐妻年表、形式は何でもよいです。
記録する際の注意点としては、
★時系列に書く
★やったこと(事実)、やりたいこと(希望)、辛かったこと(悩み)など、自分の気持ちに正直に、良いことも悪いことも書く
ということです。
私自身、年表の形として残し始めたのは駐妻になって3年経ってからですが(遅い!)、駐妻を開始して3か月目からWordPressでブログを書いていたので、そこにある程度感情の揺れ動きや当時やっていたことが記録されています。
だから、「あー、ブログやっていて良かった!」と心底思いました。
駐妻の皆さんも、自分の手帳に手書きでも、noteでもアメブロでも、インスタでもツイッターでも何でもいいので、今からでもぜひ記録していってください!
(やり方が分からなければ、お伝えしますのでご連絡くださいね!)
「私の駐妻年表」を職務経歴書に生かすには
駐妻年表が仕事に繋がりそうにもないと思うかもしれませんが、実は年表の中には何かしらの「ポータブルスキル」が隠れていることが多いです。
ちなみに、「ポータブルスキル」とは、厚生労働省が提唱しているものです。
ポータブルスキル・・・業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力のこと。「専門知識・専門技術」の他、「仕事のし方」(課題を明らかにする・計画を立てる・実行する)、「人との関わり方」(社内対応(上司・経営層)、社外対応(顧客、パートナー)、部下マネジメント(評価や指導))で構成。 ※出典:厚生労働省HP
ポータブルスキルを基準に考えると、駐妻生活って本当にスキルの宝庫だな!?って思いませんか?
・臨機応変
・異文化理解
・コミュニケーション力
・語学力
などなど。
日本と海外との違いに悩まされることも多く、臨機応変さなんて鍛えられまくりだし、狭い日本人コミュニティでの調整などで対人能力も鍛えられるし。
ついでに、語学力も付くし。
「駐妻期間はブランク」なんて、言わせない!!!ですよね。
日本に帰国後、働きたいと思っているなら尚更、駐妻年表は作っておきましょう!
「駐妻年表」はメモベースで気楽に作ろう!
駐妻年表は、書いている時は精神安定剤、書いた後には自分の振り返りにもなる、一石二鳥の記録です。
「ゴリゴリ書くぞ!」ではなく、とにかく「こんなの、あとから何の役立つの?」レベルのメモ書きで構いません。
後から「あれ、1年前何やってたっけ!?」と思いだすのはかなり苦痛!(笑)
今日から1日数行でいいので、ぜひ記録してみましょうね♪