夫の海外赴任で妻の語学学習に補助金は出るのか?
夫の海外赴任が決まり、最終的に「ついていく」と決めた場合、まずは引越しまでの手続きでてんやわんやになります。
私は出発直前まで働いていたため、いるもの・いらない物の仕分けもままならず、最終的にはトランクルームや実家へゴミになりそうなものも送った記憶が(笑)
引越し業者さんにも「これ、終わるかな…」と絶望されるくらい。
正直、行政手続き関係が優先なので、荷造りなんて後回しでしたよ。
語学学習なんてなおさら!
「英語話せるし、現地にいけばどうにかなるか」
その程度でした。
でもね、こういう風に思えたのって、私が今まで留学経験などがあって、言葉が通じない状況に悩んだこともあったから、海外生活っていうものがどういうものか(必要以上に期待しない)というのがある程度わかっていたからというのが大きいです。
もし、これが海外に住んだことがない、また英語などの語学に抵抗感のある人だったら?
きっと、かなり不安になりますよね。
「夫は仕事に行っちゃうし、日中どうやって生活したらいいんだろう?」
英語圏ならまだしも、非英語圏、しかもアルファベットを使っていない国だったら…
不安は更に増すでしょう。
ここで少し話が変わりますが、海外駐在員を送る側の企業は、渡航時~現地生活~帰国時にサポート費用などを提供してくれるのが一般的です。
金額は企業によって違うので一概には言えませんが、その中に「駐在員家族の語学学習費用」が別枠で用意されているかどうかは、会社がどの程度駐在員家族を思っているかが図れる指標の1つだと個人的には思っています。
補助パターンは、
①駐在員本人のみ
②駐在員本人+配偶者(駐在員と同額)
③駐在員本人+配偶者(駐在員より少ない)
④駐在員本人+配偶者+子ども
⑤補助自体なし
があるかなーという感じ。
①~④の場合は、「日本で受講⇒残った分を海外で受講」が認められているケースが多いです。
また、言語は住むエリアによって「英語のみ/英語+現地語/現地語のみ」に分かれています。
基本的には会社が指定した語学学校で受講すると補助されるというパターンですね。
大手スクールが多いです。
私自身は②でした。
日本で受講する時間は全くなかったので、現地に行ってから現地語を学び始めました。
周りでは、ほんと①~⑤までいろんな補助パターンを聞きます。
で、結局何が言いたいかというと、
「駐在妻の語学学習費用は必要経費なので、その分の費用は必ず確保しよう」
ということです。
会社から補助が出るのが一番良い(というか出してくれ!という感じ)ですが、もし補助がないとしても、
「現地での生活を快適に過ごすための必要経費」
として、英語あるいは現地語を学べるだけの費用は用意しておくことをお勧めします。
なぜなら、これは「アイデンティティ・クライシス」に陥るのを防ぐ効果も大きいから。
これについては、また追ってお話しますね。
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