十六夜杯:【俳句】
始まりました十六夜杯。
今回は審査員を務めさせていただくことになり
七田はこんな句を詠むよと
自己紹介の気分でさらっと読んでいただければ光栄です:)
皆様の作品を心いっぱい読ませていただきますね:)
では。
◎一句目
老蝶のなれ果てを知る野風かな
おいちょうのなれはてをしるのかぜかな
【季語】 老蝶 ‐ 秋
◎二句目
一人旅荻の招きもむがしやな
ひとりたびおぎのまねきもむがしやな
【季語】 荻 ‐ 秋
*むがし ー ありがたい、喜ばしい
この写真はくにみちさんからご提供頂きました。
くにみちさんは国の「道」を多方面から届けてくださる写真家さんです。
道が 歴史に…未来に…そして人へと繋がる。
時には寄り道、時には空や水の道…何処へと知らずに歩む道も
必ずどこかへと繋がっている…歩みを進める自分の足をも愛おしく思えてくる そんな風景を届けてくださる方です。
みんなのフォトギャラリーにも写真を出していらっしゃるので、是非皆さんくにみちさんの素敵な道をご覧ください:)
◎三句目
つぶほろり落つる手のうち柚子ひとつ
つぶほろりおつるてのうちゆずひとつ
【季語】 柚子 ‐ 秋
おまけでお茶目句と…どうしても頭に浮かんで離れない言葉遊びのおふざけ句を。。。ふふふ。
化けの皮剥がすものかと甘葡萄
ばけのかわはがすものかとあまぶどう
【季語】 葡萄 ‐ 秋
ちょっと渋みのある皮をむけば…甘蜜たっぷりの果実に出会える季節…
歌曲聞きかぎょう捗る柿食ふ恵子
かきょくきき(家業・カ行)はかどる 「かきくぅけぃこ」
【季語】柿 ‐ 秋
実際は…字余り
歌曲聞き家業捗る柿食う恵子
と
歌曲聞きカ行はかどる「かきくけこ」
全く持ってお遊びです…ふふふ。
でもこんな俳句でも俳句園問題児の私らしいでしょう:)ふふふ
口にして楽しい俳句もまた詠んで楽し。
短歌を詠むのが好きな私です。お時間ありましたら短歌もどうぞ。なんとなくでも私を知っていただけたら嬉しく思います。
皆さま秋をどうぞ笑顔でお過ごしください。
皆様の俳句が読める事楽しみにしております:):)
ありがとうございました。
七田 苗子
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