ササハイ応募作品: 『冬の果実』
● 肌寒し…朝むきバナナの凍え声
● 寒空を仰ぎ飲む茶に柚子香舞う
●幼子の頬に光るは赤林檎(鼻に出でるは霜柱)
第一句:肌寒し…朝むきバナナの凍え声
(はだざむし…あさむきばななのこごえごえ)
今朝、朝食にむいていたバナナ…なんだか皮を剥いた途端に寒そうで。
ぽっと一句詠んでみました。お風呂前に洋服を脱がされた子供達の様でふと笑みがこぼれました。
第二句:寒空を仰ぎ飲む茶に柚子香舞う
(さむぞらをあおぎのむちゃにゆずかまう)
寒い日にふと縁側の戸を開けて、空に踊りゆく茶の湯気に ほんのりと乗るユズの香り。。。なんだかホッと一息微笑むことが出来る そんなひと時を詠みました:)実はすごく迷った句があって、
湯気香舞う手にした柚子茶の冬舞台
(ゆげかまうてにしたゆずちゃのふゆぶたい)
でも、応募した物の方が、おじいちゃんの優しい笑顔が見れそうで。ふふふ。雪が降る日…落ちる雪舞も綺麗ですが、柚子香舞も登る舞いの舞台です。
第三句:幼子の頬に光るは赤林檎(鼻に出でるは霜柱)
(おさなごのほほにひかるはあかりんご、はなにいでるはしもばしら)
兄弟航路さんの俳句手帖↓
こちらへの返信句としてコメントさせていただいた…
『幼子の頬に光るは冬林檎』‐の冬を赤にして応募させていただきます:)
兄弟航路さんの届けてくださる句はいつも私に 思いにふける瞬間を作ってくださる。
何処かの投稿で、【自由句】…文字数俳句外でもというものを目にした気がして…もしそうだったのならば、是非『鼻に出でるは霜柱』‐も入れたいと「」ガキさせていただきました:)
冬林檎は真っ赤に燃えるそんな色。。。「冬」よりか「赤」を強調したくって。真っ赤になった落ちそうなほっぺがまるで果実の様で 思わず口づけしたくなる。。。そんな瞬間です:)
間に合ってよかった!!ふふふ。
素敵な企画…ギリギリですが、応募という形で応援させていただきます:)
ありがとうございました!!
七田苗子
沙々良まど夏さん:)素晴らしい企画をありがとうございます:)