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UFC300観戦記

UFC300マジ面白すぎてやばかったね!

今回は大会から1週間経ても尚止まらないこの興奮、ほとばしるこの気持ちを成仏させるため、記事にまとめることをしました。


大会ベストバウトはおそらく満場一致で衝撃大興奮脳汁ブシャーなKO勝利をおさめたマックス・ホロウェイだったと思うけど、ペレイラやばかったし、プレリム(普段ならメインカードに入っても全然おかしくないでしょ)のイリーもディエゴ・ロペスも輝きまくっててやばかったし、他の試合もやばいのばっかでまじやばかった!



そもそも自分は一度ハマるととことん沼にハマっていくというか例えそれが底なし沼であったとしても一旦沼に自らダイブしてみないと気が済まないタチで、それゆえハマった事柄を他の話していても気がつくと周りの人間はポカン、自分はアカンな状態になってしまうのです。

だから文章にしてまとめればこのごちゃごちゃな頭の中も少しはましに他の人に伝えられるのではないかと思い記事にすることにしました。

あーー書きたいことが多すぎるぜ。
それでは早速いってみよー。



UFC300は試合が始まる前から規格外、まずファイトボーナスが30万ドル(日本円約4,600万円)になったのがやばかったよね。



ディス・イズ・アメリカって感じだよね!これでみんな「やばい試合してやるぞ」ってめちゃ気合い入ったでしょ、絶対。

逆に通常運転だったアルジャメイン・スターリングはまじウケる、すごい。このボーナス上げるイベントの時めちゃ騒いでるのにね。おもしろ。

結果的にUFC300は信じられない程の名勝負続きの神イベントだったし、これだけお金出せる団体はめちゃ強くて面白いなって大和思いました。
やっぱ一定程度は競技レベルとファイトマネーや賞金の額は比例するんじゃないかな。

話は逸れるけど、競馬とかももっと賞金出せばもっとめちゃ盛り上がるんじゃないかな?JRAの馬券収入は前年より上がってるんだし。

実際ここ2,3年でサウジにドバイと超高額賞金レースに出走する日本馬が一段と多くなってその裏で開催される日本のG1レースは正直手薄になってる。自分はそれはそれで好きだし面白いって思うけど、やっぱり主人公的なキャラはみんなドバイ行っちゃってるからそっちの方が盛り上がるよね。

賞金上げたら逆に海外の強い馬たちが日本のレースにより積極的に参加するようになるだろうし、そうなったら負けてられないから日本の競技レベルも上がってWinWinなんじゃないかな。
まあそうしないってことは何かあるんだろうけど。

あと障害レースの賞金もっと増やしたらどうかなと思う。リスクと割に合わなすぎるよ。中山大障害とかまず4,100m走るんだぜ、そんで途中で谷下って上って、11回飛越するんだぜ、去年生で観たけど大生垣障害も大竹柵障害も「え、これ飛ぶの、マジかよ」って正直思っちゃうくらいデカいんだぜ。その障害に結構なスピードで突っ込んでいくんだからめちゃ危なすぎる。もう億あげよう。やってることまじやばいんだもんだって。大賞金レースにしたら絶対盛り上がるよ!
だってやばいレースだもん超興奮するもんまじで。
やばさは金額で可視化しようよ!

話を戻してここから試合について!
まじで全試合たのしかったなぁ。

第5試合 フェザー級 5分3R
ソディック・ユサフ
🇳🇬 vs  ディエゴ・ロペス 🇧🇷
この試合の見どころは何の言ってもディエゴ・ロペス!勝てば遂にこの男がランキングに食い込んでくるといった試合。ディエゴ・ロペスが直近で負けた相手はUFCデビュー戦、相手は次期王座挑戦者にも挙げられていた18戦未だ無敗のモフサル・エフロエフ、この試合は3Rやって判定だったからし試合内容も決めかける場面を作ったりして悪くなかったので、あのエフロエフ相手に互角の試合をしたということで今、負けても評価されてる試合。エフロエフはその後めちゃ勝ちまくってるからね。話逸れるけどエフロエフってなんかバビブ味あって隙がなくてもう負けないんじゃないかって幻想抱かせる選手だよね。

ディエゴ・ロペスの話に戻って、その後の試合は2戦しててどちらも1Rフィニッシュ、しかもどちらもスターの片鱗を見せるような鮮やかな勝ち方していたので、今回のvsユサフ戦はランカー相手でありながら勝ちを期待されてる、ここ勝ったらモノホン度がさらに増すぞという状況だったのです。

そして結果は1R、1分29秒TKO!
うおおおおーーまじやべーーーディエゴロペスうううーーー
もう何やっても強いじゃんか
カッコよ

フェザー級は徳川家の如く長期政権を誇った大王、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーが2月のUFC298で若き戦士イリア・トプリアに敗れ王座陥落、数々の明晰かつ勇猛な志士が躍起した幕末時代さながら時代の変革その渦中の中にある階級。しかも後述するマックス・ホロウェイのような旧勢力、歴戦の猛者が新選組鬼の副長土方さながらこの渦の中で更に強靭な刃を剥く訳です。もうこれは自分の中では『燃えよ剣』を超えるロマン、まじで魔境。

この渦中でディエゴ・ロペスは一際輝く彗星的な存在であることをこの試合でまざまざと見せ付けてきたということでもう大和は拍手喝采大興奮でした。

てか今更だけどこの髪型まじ何?まじ襟足平成中期のもこみち超えてんだけど、
全てがクエスチョンな感じなんだけど、でもそれすらカッコよく見えるところがいいよね。

いや、プレリムからこんなに書いちゃってお前ペレイラまでいけるのかと自問自答しそうになりましたが、いやしかし!プレリムからこのぐらい書かないと伝えきれない名勝負揃いだったのですよ。だから大和は書く。

第6試合 女子バンタム級 5分3R
ケイラ・ハリソン
🇺🇸 vs ホリー・ホルム 🇺🇸

まずケイラ・ハリソンさんの肩書きを目に焼き付けやがれ!

ロンドンオリンピック柔道78kg級金メダル🥇
リオデジャネイロオリンピック柔道78kg級金メダリスト🥇
PFL女子ライト級トーナメント2019・2021王者👑

ヤバすぎ凄すぎ強すぎ。そりゃ面構えから違うわけだ。

今回はいつものライト級から2階級下のバンタム級とのことで計量クリアできるかが懸念されいたけど、無事クリア。こんだけの肩書きを持つ人だからUFC初戦、ただ勝つだけじゃなくてどんな勝ち方をするかみんな期待していたんだよね。

結果は2Rリアネイキドチョークで危うげなく勝利。
なんか押し付ける力とか抑え込む力とかそういうのがちょっとレベル違うくらい強くて、うぎょーつよーーと大和思いました。まじこえーー。
この人どこまで行くんだろう、UFCのチャンピオンにもなっちゃうかもしれない。
すんげ。

第7試合 フェザー級 5分3R
アルジャメイン・スターリング
🇺🇸 vs カルヴィン・ケイター 🇺🇸

塩漬けアルジョ、どんな形でも勝ち切るっていうのすごいよね。
今回の試合は王座陥落&階級変更からの初戦で何がなんで勝利が必要だったんだろうな。
でもしばらくタイトル挑戦させてもらえなさそうな気がする笑。



第8試合 ライトヘビー級 5分3R
イリー・プロハースカ
🇨🇿 vs アレクサンダル・ラキッチ🇦🇹

この試合がメインカードじゃなかったの改めてやば!個人的にまじ大興奮した試合。
とりあえずイリーはこの動画を見ればどんな人かすぐ分かると思う。

うん、ネジぶっとんでるね

イリーは宮本武蔵の『五輪の書』をボロボロになるまで読み込んでて、侍として現代を生きるマジもんの戦士。
トレーニングとかもかなり己の流儀に基づいたもので、暗闇の中で瞑想&断食とか(自分に取り憑いた悪魔と向き合う為)、木をサンドバッグにするとか、湖に飛び込むとか、とか、とか、、、
ここまで来るとキャラ付けとかじゃなくマジだから、
マジの侍だから、
んでめっちゃ強いのやばくね?

対戦相手のラキッチはまじ足破壊するようなカーフをぶっ放してくる選手、しかも両足だから構えをスイッチしても防ぎようがないんだって。
で、足を潰されて動けなくなった所を仕留めるって感じのスタイルなのですが、イリーもこの試合かなりカーフもらってて足動かなくなってたから正直もう無理かと大和は思ったのでした。

しかしイリーはそんな大和しょうもない心配をよそに己のスタイルで気がつけばKO勝利。

ラキッチ鬼カーフ対策最適解がまさか
「侍になる、」
だったとはね。

これには日本人もおったまげ
きっと宮本武蔵もおったまげ
で、何であの状態から勝てるん?結構絶体絶命感あったよね?

なぜなら
「侍だから」

もう凄すぎ!意味不明すぎ!好きすぎ!

しかもラキッチは自分がやりたい試合をしっかりして、イリーをしっかり追い詰めていた。
なのになんでワンパンで勝つんだよ、ワンパンマンかよ。
もう理不尽笑

この勝利とヒルがペレイラに敗北したことでランキングまた1位に戻ったから次はペレイラとの再戦かな。
この前のペレイラ戦は不完全燃焼感もあったし再戦するとなるとめちゃ楽しみだな。
どっちも意味不明なくらいパンチ強いし意味不明なくらい気づいたら勝ってるし。
楽しみ!

ここからメインカード!


第9試合 ミドル級 5分3R
ボー・ニッカル
🇺🇸  vs コーディ・ブランデージ 🇺🇸

この試合以前で未だ無敗&全て1Rフィニッシュだったボー・ニッカルさん。
この方はU-23レスリング世界選手権で優勝したこともあって、東京オリンピックの選考会にも参加したけど後の五輪金メダリストに敗れてしまったことから選考落ち、総合格闘技に転向したという経歴を持っていて、それ故UFCからの期待値も大きいのです。

今回は2Rで危うげなくフィニッシュ。
本人は1Rで仕留められなかったことを謝ってたけど、いや、めっさ強かったし、これからどうなるんだよと大和は思いました。


第10試合 ライト級 5分3R
アルマン・ツァルキヤン
🇦🇲 vs チャールズ・オリベイラ 🇧🇷

オリベイラ負けた泣。ツルキヤン強かったな。
やっぱり世代交代なんかなー
オリベイラあんまパンチも出てなかったしどうしちゃったんだろ。

1Rかなり際どいのをオリベイラ決めかけたけど、しのいだツルキアンすごい。
しかもオリベイラ相手にケージに押し込んでレスリングばかつえーーー。

それにしてもやっぱり

マウンテン・レスリング vs ブラジリアン柔術

っていう構図はおもしろいね!


第11試合 ライト級 5分5R
マックス・ホロウェイ
🇺🇸 vs ジャスティン・ゲイジー 🇺🇸


この試合が組まれたとき、BMFのベルトを賭けた戦いって自分はあんま乗れませんでした。UFC300ていうお祭りを盛り上げるための客寄せカードみたいだって思ったし、ゲイジーとホロウェイの無駄使いだと思った。バビブもそんなこと言ってたよね。

ちょうどヴォルカノがトプリアに負けて王座陥落するちょっと前のタイミングだったから

「ホロウェイ先を急ぎすぎたな😏」

と大して分かってもいないくせニヒルな笑みを浮かべる大和だったのでした。性格悪っー。

そして蓋を上げたらこの試合がベストバウトだったという。あの頃の自分、ホロウェイ様ゲイジー様に謝りなさい!そしてこのカードを組んだダナ
を崇めなさい!


ホロウェイは別に最後撃ち合わなくたって判定で絶対勝ってたのですよ。でも試合残された最後の10秒、オクタゴンの真ん中で正々堂々打ちあうことを選択する、なぜならBMF(Baddest-Mother-Fuckerの略)の試合だから。いやもうこれロマンありすぎですよね、このワンシーンだけでもう漫画できそうなくらいでしょ、やば。

この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれました。
そして壮絶な試合を劇的な拳で制したマックス・ホロウェイはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも同時受賞、30万ドル x 2でファイトボーナスだけで60万ドル(日本円約9,200万円)!!
うっひょーー
アメリカン・ドリームじゃん!

第12試合 UFC世界女子ストロー級タイトルマッチ 5分5R
ジャン・ウェイリー
🇨🇳 vs ヤン・シャオナン🇨🇳

セミメインは中国出身ファイター同士の対決。まじ死闘すぎてやばかった。

みんな言ってたけど1R終了間際、ヤン・シャオナン落ちてたよね、
それでも復活してジャン・フェイリーに喰らい付いて、グラつかせる場面もつくって、凄すぎ

お互い「あんたにはゼッテー負けないから」という気持ちがめちゃくちゃ出てて超やばくて最高!


第13試合 UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
アレックス・ペレイラ
🇧🇷 vs ジャマール・ヒル 🇺🇸

ペレイラ鬼。

レフェリーが一旦ストップさせようとした所を制止、再開して一発目のパンチで仕留めるとかやばくね。
これは大和の完全な想像なんだけど、多分ヒルはレフェリーがストップに入ろうとする→ペレイラが制止→再開の瞬間にほんの一瞬だけ油断したんだと思う。
自分が微妙なローブローいれちゃったし、相手は大丈夫だから再開するけど、すまんなって感じで

その緩みをペレイラは見逃さなくて、一発で仕留めた
正に鬼神!
まじ針に糸を通すような正確さ、そしてあの巨体を一発で仕留めてしまう破壊力
まじやばい!

しかもヘビー級のベルトも狙いに行くんだって!やばぁ!
もしベルト獲ったら3階級制覇だよ、えっぐ

てな訳でこんな感じで大和のUFC300観戦記でした。

いやー大学の頃描いた法学のレポート5000字とかもうほんと全然書けなかったのですよ、それが好きなこととなると書こうとしなくともこんなにも筆が走るのですから不思議なものです。やはり"好き"は人を動かすのですね。

てな訳で最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました。
また書こうと思った時に書こうかなと思います。

じゃ、バイバイ!

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