野草食日記221 茗荷のレモンシロップ煮
鎌倉駅は、横須賀線と江ノ島電鉄の2線の乗り入れ駅です。
東急線沿線でもないのに駅前になぜか東急ストアがあり、その食料品売り場に定期的に東急沿線の情報誌「SALUS」が置かれています。
東急沿線ってお洒落な街が結構多いですよね。
ですから情報誌も垢抜けています。
SALUS、読み方は「サルース」というらしい。
ラテン語で「あいさつ」を意味し、人々が出会い、行き交う場 (駅) を象徴しているのだそうです。
私は東急ストアで買う定番品がいくつかあって、プライベートブランドの「国産丸鶏使用化学調味料無添加コンソメ」もそのひとつ。
https://www.tokyu-store.co.jp/product/plus.html?pdid=181
ちょうど切らしていたので、先日鎌倉に出た際に立ち寄りました。
その時ちょうど SALUS が発行されたばかりだったようで、レジの近くに沢山置かれていたのをいそいそと持ち帰りました。
8月の特集は夏のさっぱりデザート。
そこに豆乳で作る「豆花」が載っていました。
材料は豆乳とコーンスターチ、それを固めるゼラチンなど、割とシンプルなので作ってみたいなと思っていました。
これまで豆乳は1リットル買ってしまうと持て余してしまい、腐って捨ててしまうパターンが多かったのですが、最近新たに生活に加わったのが「豆乳粉」。
お味噌汁を作る時、お豆腐が手元になくても手軽にタンパク質強化できて重宝しています。
https://room.rakuten.co.jp/7kusa/1700081623760235?scid=we_rom_iphoneapp_id_others
上にのせる具はネットで調べると様々あるようでしたが、出来るだけ家にある素材で工夫をしました。
夫が毎日晩酌時に欠かせないピーナツ。
これを砂糖で煮たのがひとつ。
そして常備品のナツメと、生姜。
こちらはニッキとレモン汁、砂糖、水で煮て冷蔵庫で冷やし、煮汁ごと豆花にのせてみることにします。
作ってみると、レモンの酸味が爽やか、ピーナツのコクも加わってとても美味しい。
食べる前はピーナツが胃に重いかな?!と少し心配していましたが、夜に食べても翌朝もたれることがなく、すこぶる快適です。
2〜3回食べた頃に、ちょうど茗荷が沢山採れたので、ふとこれをシロップ煮にして豆花にのせてみたら?!と思いつきました。
甘酢漬けだって酢と砂糖な訳だし、砂糖の分量を多くするだけよね。
酢をレモンに変えればデザートっぽくなるし、酸で綺麗に発色するはず・・・。
目論見は当たるでしょうか?!早速トライ。
これは煮たあと1日置いたものです。
綺麗に発色・・・というよりは、淡く優しい色味でした。
盛り付けて見ると、やっぱり柔らかな桜色。
お味のほうはと申しますと。
砂糖とレモンは茗荷と合わせても違和感は全くなし。
けれども、茗荷がもっと香り立つイメージでいたのに、うーん、風味が弱いかな〜?!というのが正直なところ。
生姜のほうが際立っていて、茗荷の存在があまり感じられません。
作り方の工夫必須だわ。
生姜と肩を並べるとまではいかないまでも、せめて茗荷の個性が感じられるくらいにはしたいかなぁと思います。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。