庭の記録 5 ヤブマメの根粒菌で土が豊かになるか?!
枯れたシロツメクサの花を摘んでマルチにした時に、地上部だけを敷きつめるだけで果たして意味があるのかな?!と疑問に思っていました。
なぜなら、マメ科の植物は根粒菌で窒素を固定すると聞いたことがあり、それが土の栄養源となるはずだからです。
松田修著の「路傍の草花」では、レンゲソウ (マメ科) の項目でこのような記述があります。
「このレンゲソウの根に根粒バクテリヤが共生し、空気中の窒素を基にして、植物に必要な養分をつくり、これをレンゲソウに与えるからで、これをすきかえして田の中に入れると、次の植物の肥料になる。」
また、主婦と生活社刊の「早わかり 食べられる山野草」では、「化学肥料が発達する以前は田の緑肥として栽培された」ともありました。
とすれば、マルチにするのだったら根っこも一緒に利用したほうが土壌が豊かになるということですよね。
しかも、化学肥料に頼らない自然な方法で。
シロツメクサは、草丈が低く根っこを引き抜くのが難しそうなので、近くに繁茂し始めたヤブマメを引っこ抜いてみました。
観察すると、根粒菌がいます、います!
まるまる、つぶつぶで可愛い。
早速、根っこ付きの葉をシソの株元にオン。
ネット上でチラッと見かけたのですが、マメ科でも種類によって根粒菌の種類が違うらしいのです。(事の真偽は定かではありません)
ヤブマメの根粒菌で土壌が豊かになるのか、また、育てる植物との相性はあるのでしょうか。
わからないことだらけですが、鬱蒼としはじめている隣の空き地の手入れにもなることですし、ひとまず実験として続けてみようと思います。
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