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野草食日記 223 うどの実を見つけた
10月開催の野草ウォーキングのテーマは「ベニバナボロギク」です。
昨年教えてもらったベニバナボロギクの群生スポットに行ってみると、何故か一本も生えていません。何故??
里山保全会で作業の際に理由を聞いてみました。
すると、今年はコロナウィルスでそこの草刈りができなかったので、ベニバナボロギクが成長出来なかったとのこと。
うわぁ、どうしよう・・・少しばかり焦りました。
でも心持ち余裕があるのは、もう一箇所当てにしている場所があるからです。
早速翌日見に行ってきました。
自転車で5分ほどの谷戸。
数は多くはないけれどベニバナボロギクはちゃんと生えていてくれました。
料理する分は今年見つけた群生地のものがあるので大丈夫。
ようやく安心して、さあ帰ろうとしたその時。
ヤツデの葉っぱがないのにヤツデの実がなっています。
え?!どうして??
よく見ると見慣れているヤツデの実よりひと回り?ふた回りぐらいでしょうか。サイズが小さい。
ヤツデの実は可愛くて大好きで、個人的にフラワーアレンジメントで使う花材なのです。
以前生けたヤツデの実↓
ミニサイズのヤツデの実の下の方を探ってみると、こんな葉がありました。
ヤツデの葉っぱとは全く違う形。
いつも、正体が分からない植物があると、写真を投稿して教えてもらっているグループに聞いてみると、これがなんとウドの実ということがわかったのです。
あまりにも意外な答えにびっくりと喜びが同時にやってくる幸せ。
いやぁ、来年の春が今から楽しみです。
それにしても、これだけ実の形が似ているということは、科や属が同じである可能性高し。
ヤツデ ウコギ科ヤツデ属
ウド ウコギ科タラノメ属
どおりで、ですよね。
それにしても、身近にあるヤツデが山菜に多いウコギ科だったとは。
とすると、ヤツデの新芽も美味しいのか?!
と更なる疑問が湧いてきてしまうのでした。
ところがですね、ヤツデの葉っぱにはヤツデサポニンという少量の毒性が含まれ、大量に食べると腹痛や嘔吐を起こすらしいです。
見た目は似はいても、性質は違うのですね。
10月17日と29日に開催の野草ウォーキング。
徐々にお席が埋まってきています。
詳細とお申し込みは、下記リンク先のぐる旅サイトからお願いします。
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