野草とくらし 10 指の強張りとニワトコの湿布
3月末のことです。
私はその時期の服装にしては少し厚着をして仕事へ向かいました。
気温が下がると天気予報では言っていたけれど、一応3月なんだから、とタカを括っていました。
ところが真冬に逆戻りしたかのような寒さだったんです。
少し厚着とはいえ、当日の服装はあまりに軽すぎました。
ダウンコートを着てくるんだった・・・。
でもあとの祭です。
翌日。
朝起きると指が曲げづらくリュウマチのような強張りと軽い痛みがあります。
この症状は30代の子育て真っ最中の頃経験したことがあり、確か40代の頃も一度同じ症状が出たことがあります。
初めて発症した時、電話で相談した母は、私も更年期の時に同じような症状を経験したけど病的なものじゃなかったわ、と言っていました。
それでも心配なので病院で検査をすると、結果リュウマチではないとの診断。
今から思うに、子育てで疲れが出て免疫が下がったことが原因になっていたのではないでしょうか。
今年の3月は肩凝り首凝りも酷く、指で揉んだり押したりして酷使していました。その状況で、極限の寒さにあたったことが引き金となり、指に不具合が出たのだと推測しています。
野草を調べていくと、薬効として消炎作用とかリュウマチに効くというフレーズに度々あたります。
菜園で大きな影を作ってしまうニワトコの木も、消炎作用に優れた薬木です。
風通しと日当たりを良くするために、高枝鋏で剪定をしたニワトコの葉っぱを乾燥させてパウダー状にしました。
これに小麦粉、酢、水を加えペースト状にし、半紙に広げ
指に巻き、ラップで覆います。
こんなんでほんとに良くなるんだろうか??
半信半疑でしたが、翌朝指の強張りがあまりないんですよ、これが。
そして治ったからと湿布しないと、また強張る。
そして再び湿布をするとまた治る。
へぇぇ。すごいじゃん・・・。
野草パワー、案外侮れない。
何度かやってみると、半紙よりはキッチンペーパーを指のサイズに合わせて折りたたんだほうが扱いが良いこともわかってきました。
同じく消炎作用があり関節痛に効果があるというノブドウのエキスを、小麦粉と水でペースト状にしたのも試したけれど、ニワトコパウダーの方が効き目が良かったです。
ノブドウエキス(焼酎漬け)についての記事です↓