夏の暮れ

急な坂道 あなたとね  
お手てつないだ 蝉の声  
今は鳴らない 人形時計  
造船所の汽笛が響く
夏の暮れ 夏の暮れ
幼き日々を想い出す  

窓から日差し 休山  
あなたはいつも 眺めてた
音戸大橋 くるっと巡り
いつしか景色も変わってた
夏の暮れ 夏の暮れ
時の流れに涙する  

あなたと早朝 お薬師さん
皆の幸せ 願っていた
切ないほどの 後ろ姿
今では私の道標
夏の暮れ 夏の暮れ
あなたは言った「また、きんさい」  

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