あるあるの羅列

「自炊をすると幸福度があがる」

これは最近気がついた自論。

調味料しかない冷蔵庫を眺め、何を買うか頭の中で考える。

★自炊あるある:酒、醤油、みりん、砂糖これらを入れれば大抵のものは美味しくなる。


スーパーに行くとき自転車で行くか徒歩で行くかいつも迷う。

徒歩だと時間はかかるけど音楽を聴きながらノリノリで行ける。

自転車だと音楽は聴けないけどめっちゃ速いし風が気持ちいい。


大学一年の時、バイトをしていなかったから毎週末はひたすらサイクリングをしていた。

入学してすぐに通学用で買ったクロスバイクをとにかく乗り回したかっただけ。

サイクリングは一応出発前に目的地を決めるが、そこに行くルートはなんとなくその場のノリで決めるのがセオリー。

★新しいものあるある:買った日にそれをどう今の生活に組み込ませるかを考えるのが一番楽しい。正直その時がピーク。


スーパーにつくとまず入り口に最高難易度の関門がある。

そこには季節の果物たちがさも買われるのが当然のように鎮座している。

やつらの考えはお見通しなのでそこを何食わぬ顔でスルーするのが最高に気持ちがいい。

しかし冬になると話は変わる。橙色の外面をし、捨てられた子犬のようにこちらを見るみかんたち。

彼らと目が合ってしまったら情に厚い人間は指先を彼らと同じ色にされてしまう。

★果物あるある:甘いものが食べたいときお菓子は罪悪感があるけれど、果物はむしろ健康的になれるからどれだけ食べてもいいと思いがち。


関門を潜り抜け、無事買うものをかごに入れ、レジに向かう。

買い物中はイヤホンで音楽を聴いているが、レジに行くときはちゃんと外す。

外部音取り込みモードにすれば、問題なく会話はできるが、なんとなく店員さんに印象悪く思われそうで外すようにしている。

ぶっちゃけ自分が店員だったらイヤホンしてようがしてまいがどうでもいいと思う。

気にしたほうが負けな戦い、自ら負けの沼へと落ちていく。

そんなことを毎週繰り返す。


買い物から帰ると大体14時とか15時という中途半端な時間になる。

そこから自炊を始めると終わるのは16時ごろになり、ちょい早めの晩御飯となる。

自分の食べたいものを考え、それに使うものを頭の中で箇条書きにする。

足りないものを買うために買い物に行き、調理を始める。

そして出来上がったものを見たときとてつもない達成感を感じる。

数々の苦難を乗り越えた者だけがたどり着ける境地。

これを英雄と言わずとして何と言うか。

神話にでてくる英雄のモデルは間違いなく自分だろう。


「自炊をすると幸福度が上がる」

苦難を乗り越えた先に待つ絶品の料理。

それを口に運んだ時に最大の幸福を感じる。

たしかに外食でもおいしいものは食べられるが、自炊で味わえる苦難はそこには存在しない。

最近あまり一人で外食をしないのはそれが要因に思える。

自分は今後の人生も自炊に囚われていくのだろう。

★自炊あるある:いい感じにできたら写真撮って誰かに送る。

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