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美容院に車と山の話をしに行っている|日記

今日は月に一度の美容院の日。

僕は家から一番近い美容院に通っている。

定時少し過ぎで退勤し、職場を足早に去る。

最寄り駅で電車を降り、帰宅路を歩く。

家に帰る途中に美容院があると非常に便利だ。
無駄な移動がなくて済むし、時間の計算もしやすい。

僕が通っている美容院は、店主さんが一人で施術をする。それとアシスタントさんが一人というミニマルスタイル。

店主さんは登山や車が好きで、ここでは髪を切ってもらいながらその話ばかりしている。

「この前はどこそこの山に登った」「最近〇〇って車が気になってて、それがどこそこで扱っているっぽい」みたいな話だ。

店主さんとは、純粋にそういった趣味の話をすることができる。

で、適当にべらべら喋って「おしまい」となったら、次はまた1ヶ月後。という流れをもう2年ほど繰り返している。

店主さんは非常に博識で、僕が気になっていることには大体解答してくれる。しかも、POPEYEやBRUTUSをいつも渡してくれる。

先日購入した車も、彼の影響を受けた部分が大きい。


美容院という空間は非常に限定的なコミュニケーションが発生していて、とてもおもしろい。

いつだか、SNS上で「美容院で嘘を重ねすぎて設定が大変なことになっている」みたいな投稿を見かけた。

僕は美容院でこそ、その場しのぎの嘘をついたり、カッコつけたりすることができない。

でも、上にあるような「バレないからつける嘘」というのも、とてもおもしろいなとも思う。

いつも、「お、これはちょっと嘘ついてみようかな」とか「設定を盛ってみようかな」みたいなことを思うが、ちょっとドキドキするからやめてしまう。


とにかく、そんなくだらないことを考えたり、山の話をしたりするために美容院に通っている。

月に一回、毎回次の分も予約して完全にルーティンとなっている。

なんとなくサッパリするし、趣味の話をすると楽しいしでいい感じのデトックスになっている。


おしまい。


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