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Netflix「白と黒のスプーン~料理階級戦争~」見た
Netflixで「白と黒のスプーン~料理階級戦争~」を見た。
一気に見たので、細かいところは曖昧だが、バーっと見た感想を箇条書きで率直に。
韓国料理まじでうまそう過ぎる。ビビンパ以外にも色々出てきて食べてみたい。ガチの韓国料理屋に行ってみる計画中。
高級レストラン系のシェフの作業が美し過ぎる。野菜の切り方、調理の仕方、作業スペースの確保具合まで完璧。料理って作品なんだなと感じた。食材の組み合わせも全く予想できず、どんな味がするのかわからないけど美味しそうという謎の感情だった。
韓国の?Netflixの規模感がすごい。これは予算的な意味で。話の筋としては、まあこうなるよねという展開で、脚本ありきだとは思うけど、すべてお金がかかっていてスケールがでかい。映像全体のショボさが全くなかった。
審査員の二人が素敵。ミシュラン三つ星の審査員がスマートでおもろい。ちょっとした塩加減とか、野菜の火の通り方にまで気づくというか、神経質になっていて狂気を感じつつも、嫌な感じがしない。本当に料理を極めるとこんな感じになってくるのかもと思った。もう一人の審査員はいわゆるストリート系でもなんでも上手ければOK系のおじさんで、この人がユーモア満点でおもろかった。審査の基準がうまいかどうかってのもシンプルでよかった。
出場者のキャラが立ちすぎている。全員漫画のキャラクターみたいだった。これ原作あるだろという感じ。印象に残っているのは、中華料理最強の中華の女王と、漫画の料理を再現する漫画男などなど。強キャラっぽい見た目なのにすぐ敗退する人とかもいて楽しかった。
出場者それぞれのルーツや料理への思い、人生と料理みたいなテーマが多くてよかった。ただテーマ食材を使って料理するのではなく、その人と料理を取り巻く背景や歴史を関連付けているのがおもしろかった。そういう色々が一皿の料理に込められている、けど、審査は美味しいかどうかっていうのも残酷だ。でも、だからこそ、普段食べている料理にも背景があるのかもな、と考えるきっかけになった。エンディングもそういうニュアンスを感じた。
と、まあダラっと見るにはもったいないけど、ダラっと見ていてもおもしろい作品だった。人が料理している様子を流し続けるのが好きな人はどうぞ。