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小学3年生、漢検5級の1週間前
漢字検定5級に向けて、小学3年生の娘は猛勉強中。1月末に受験予定です。もう少しで4年生になるとはいえ、高いハードルです。
突然ですが、5級の例題です。(日本漢字能力検定協会HPの出題例より)
Q1:なべを熱して水分をジョウハツさせる。
Q2:ゼンは急げ。
出題される文字は大人でも
「お!ちょっとまてよ!」と感じるレベル。
それもそのはず、5級は小学6年生終了時レベルなのだから。
日本漢字能力検定協会によりますと、漢検5級とは
『小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を身に付け、漢字を文章の中で適切に使える』
というレベルなものだから、
小学3年生の娘は、「蒸発」の漢字はおろか、
「蒸発」の意味を知らない。
「善は急げ」なんて耳にしたことのないコトワザに、なんで急ぐの?と。
それでも、母は漢字検定のメリットを実感しているのでひるみませんよ。
娘の前でお湯を沸かしてみせて「これが蒸発!」と指さし指南。
漢字検定の先取り受験はいいことだから「善!」とテキストをめくる。
漢字検定の受験は意味あるか?
漢字検定、小学生受験のメリット
日本漢字能力検定協会は小学生の受験のメリットを3つ紹介しています
理由1 コツコツ続ける学びの習慣が身につく
理由2 「努力」が「合格」につながって「自信」「挑戦心」が芽生える!
理由3 無理なく楽しく 基礎学力が身につく
確かに、学習習慣が突然つくことは決してありませんし、漢字力・語彙力が勝手に増えていくこともありません。
必ず、意識して覚えたり、積み重ね・繰り返しを通して身に付けているので、目標設定にはうってつけです。
漢字検定、先取り受験のメリット
母が小学3年生の娘が6級合格したことで感じたメリットは
①字がきれいになる
・繰り返し書くため、字がどんどん大人っぽくなってきます
・とめはねはらいができないと点数にならないのでキレイに書くようになる
②赤ちゃん言葉から早く卒業し、ニュースが読み取れるようになる
・意味の分からない文字・熟語と向き合うので、常にどういう意味?と聞く
・語彙力が加速度的に増えるので、TVニュースで「知ってる!」が増える
③大人の会話についてくるようになるのが早い
・小さい子供は、どうせ聞いていてもわからないからと大人の会話に参加しようとしませんが、言葉がわかってくると一緒に話そうと食らいついてきます。そして、ちょっと聞いて!と一人前に意見を言ってみたりします(笑)
漢字検定1週間前は本番さながらに
ここからは、漢字検定合格に向けての我が家の過ごし方を紹介します。
本番雰囲気を作ってプレテスト
学校では小学3年生の漢字が宿題として出されるので、まずそれをチャチャッと終わらせます。意外と良い復習になります。5級だと言っても6級以下の漢字がバンバン出ます。特に、「同音・同訓異字」の出題で出されます。
例えば、「同音・同訓異字」5級の出題例から…
・料理にシオを加えて味を調える : 塩
・シオの流れを見て漁に出る : 潮
「塩」は7級レベル(4年生)ですが、
5級レベル(6年生)と並んで設問になっているではありませんか!
だから、過去の漢字も忘れてはいけないのです。
次に、ちょこっと自由時間を設けて娘がやりたいことを尊重したり、学校であったことを話しながら、料理をしたりお風呂の支度を手伝わせて気分転換を図ったら、「何時から漢字する~?」と相談します。
集中力を妨げる事柄をできるだけ済ませて、準備が整ったらプレテストを行います。
お勧めの教材は、本番直前模擬試験プリントです。どこでも売っている、本番と同じサイズ、印刷形式の漢字検定テストドリルです。
準備が整ったら、できるだけ時間を測りながら、静かな環境でやらせます。
すかさず、丸付け見直し
テストが終わったら、自分で丸付けを勧めます。小さい子供は間違っていても悪気なく〇をつけます。小さな違いをよく見落としますので、そばで母は見守ります。
自分で気づいた間違いは、覚えやすいようです。どこが違うか、自分で気づくことで記憶に残りやすいようです。
「わかっていたのに」「そう書いたつもりだから丸にして」というのはしょっちゅうありますが、ここは屈せずシビアに点数をつけていきます。
できなかった問題は、書き出すか、問題紙にチェックを入れるなどして、次に使います。
こどもの集中力が残っていたら、すかさず問題を出し、書けなかった漢字を書かせたり、読ませたりして、記憶に残るようにくりかえしておくのがお勧めです。
何よりも、漢字検定合格を目指すという、娘の気持ちが大切で、それが無ければ、させられる娘は地獄で、させる母も鬼になってしまいます。共通の目標として、「いつまでにどうする」を設定することが重要で、方向が定まれば、あとは精いっぱいやるのみです。
漢字検定への取り組みエピソードはまだまだありますので、少しずつ書いていきます。またお読み頂ければ嬉しいです。