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まもなく禁酒10周年!お酒をやめて良かったこと、悪かったこと。part3
現在45歳の僕ですが、結婚2年目の36歳の時に禁酒をしてから、約10年が経ちました。
世の中何事も表裏一体。
良かったことがあれば、それと同じくらい悪かったことも起きるもので・・・。
特にお酒をやめる恩恵って、長い目で見れば見るほど、計り知れないくらい大きなものがあるんですが、やっぱりそれにつきまとう、起きて欲しくないことも起きてしまいます。
それほどに人生に強烈な変化をもたらすんですね。
でも恐れないでください。
悪いことは一過性のもので、時が過ぎれば消え去って行きます。
そして最初に言っておきますが、僕はこれを読んでいる人にも、また周りの誰にも
「お酒をやめろ!」
なんて言ってません。
またやめない人を
軽蔑もしていません。
これを言っておかないと、まあ、確実に炎上する。(言ってもどうせするけど)
それくらいにお酒って、巨大な利権とも絡んでいるし、社会全体に深く根をはる問題なんですよね。
なのでこのお話は、あくまで、僕の経験をシェアしようというだけなので、ご自分のことを言われている、とは思わずに聞いてくださいね。
やっぱり人間関係
悪かったことの代表格としては、ご想像の通り、人間関係が悪化する(相手もいる)です。
(相手も)としたのは、中学・高校時代からの親友や恩師、自分の家族、親戚など、お酒を飲まない時代からの付き合いの人、またお酒を飲む場以外で培われた人間関係は、全く悪化しませんでした。
ただし、お酒を飲むようになってから親しくなった人、飲み仲間や、飲み友、なんて言われるような人たちとは確実に疎遠になります。
前回お話した、葬儀屋の先輩に
「アルコールは飲まないけど、先輩と飲みの場に行くのは楽しいので、また行きましょうよ!」
とお誘いしたところ、
「飲まねえ奴と行っても、つまんねーもん。」
と言われてしまいました。
僕としては、そこにお酒が介在するかどうかにかかわらず、同じ食卓を共にしながら、楽しくおしゃべりするだけで満足だし、いろいろと悩みも聞いてくれる先輩だったので、また愚痴でも聞いてもらいたいな、と思っていたのですが、
「自分だけ酔っ払うのはいやだ」
ということも言っていました。
※前回の記事はこちら
自分も飲んでいた頃は、サークルの後輩なんかに、「飲め!飲め!」と強要していたこともありましたが、今となっては、この心理が理解できなくなってしまいました。
確かに、勧めたお酒を断られると、どこか寂しいような思いをしたのは覚えています。
心を開いてもらってない。
仲良くなりたいと思ってもらえてない。
という気分にさせられて寂しい、というのも分かりますが、お酒を飲まないと出てこない本音。ちゃんとした人間関係もできていないまま、お酒に酔って撒き散らしてしまった本音なんか、相手も自分も傷つけることの方が多いんじゃないでしょうか。
そんな夜のことを、次の朝に思い出しては、
「なんで昨日はあんなこと言っちゃったんだろう・・・」
と激しい自己嫌悪に襲われていたことは、今でもはっきりと覚えています。
営業マンとして不利になる
5年前に、一度会社を変わってるんですが、自分はお酒をやめた人間だということを伝えたら、そこの上司に言われたことがあります。
「飲めないの?飲まないの?どっちなの?」
「自分はお酒は飲めます。でも飲む習慣をなくしたんです。」
嘘をつくのも失礼かと思い、正確に事実を伝えたらなぜかキレ気味に言われてしまいました。
「え?だから、飲めないの!?飲まないの!?どっちなの!?」
もしこれから禁酒に成功する皆さんは、あまり正直にそのことを言わないほうがいいです。
「体を壊した」「医者に止められた」というような理由以外でお酒をやめたと言うと、なぜか周りから強烈な攻撃にあいます。
特に営業職の方は、夜のお付き合いも無しで、仕事ができると思ってんの?と言う空気にさらされることになると思います。
僕は夜のお付き合いを拒絶しているわけではありませんし、事実、体質的にアルコールがダメな別の上司は、お酒は飲まないまま、普通に飲みの席に参加して、取引先とも潤滑な関係を築けていました。
ですが、今度入ってきた新入りは、酒が飲めるくせに飲まないって言っているらしいぞ。という圧力は相当なものがありました。
仕事ができる=お酒が飲める
でしょうか?
ビル・ゲイツは、孫正義は、誰よりもお酒を飲んで、朝までみんなと楽しく過ごしたから、最高のビジネスパーソンになったのでしょうか?
僕自身もバンドマン時代、プロを目指すには、すでに人気のある先輩や、ライブハウスの人、レコード会社の人に気に入られるために、打ち上げは必ず毎回参加して、プライベートのお誘いも絶対に断らずにどこまででも出向いて行って、人間関係を築くことが大事なんだ!と思っていました。
今ならこうします。
そんな時間があったら、一曲でも多くの作品を書いて、1秒でも長く楽器の練習をして、プロとして申し分ない、圧倒的な実力を身につけてやる!
それができなかったから「今」があるんですけどね。
悪かったこと?
悪かったこと、と言いましたけど、薬の副作用みたいなもんでしょうか。病気も治るけど、不快な症状も伴いますよっていうのは、この世の常みたいです。
ただその実態は、お酒があるから成り立っていた関係がなくなっていくだけで、お酒の介在しない、むしろ好ましい関係に入れ替わって行く、変化の過程というだけです。
当然変化には、痛みが伴います。
その痛みに耐えきれず、また飲酒の習慣に逆戻りしてしまう方も多いでしょう。
でも恐れないでください。
お酒を飲む前は100%持っていたあなたの自信が、
お酒のせいで今は
70%
50%
下手したら20%
くらいにまで落ち込んでしまった、自分は素晴らしい人間なんだという、本来持っていた輝きが、
禁酒とともに徐々に、
でも確実に、
戻ってきます。
だから、もし禁酒にチャレンジしようとするあなたは、
こんな思いをするならお酒なんてやめなければ良かった。
なんて思わないで下さい。
むしろ、僕が言ったような兆候。
周りからの攻撃?
と言うようなものを感じたら、
これは禁酒への階段をまた一歩昇った証拠だ、大いに喜ぼう!くらいに思っておいてください。
本当にお酒の要らない解放感といったら、また、ティーンエイジャーのあの頃をもう一度やり直すくらいに、ワクワクするものなんですよ。
今日はここまで!
次回また続きをお話ししますね、では!
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