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ここらでイッチョ〜本業が声優という 私の話〜出逢いの章① 興味なくてもちょっと『へぇ』話
どうも、福岡移住系声優 黒河奈美です。
タイトルにはしてますが、
そんな気配があまり感じられないことを普段書いてるので
note的には、あまり良い方向ではないのでしょうね♪
最近は、楽しいですnote生活。
毎日、10件くらいは色んなクリエイターさんのnote読みに行くんだ♪
これが楽し面白い。
文章の長さも、文字の大きさとか改行の仕方も、読む意欲に繋がったりそうでなかったり。
うん、まさに気付きで勉強。
これが楽しいんですよねッ
楽しい、やりたいが存在するから
難しい、厳しい、キツイが刺激になってくれる。
1つ前にも書きましたが、
息子は、自分が1番やりたい野球のために寮に入りました。
毎日『帰りたい〜』言ってます😅
私が親元を離れたのは、二十歳の春🌸
声優になるために通った学校を卒業して、
声優の事務所運営の養成所に入るために、
東京へ出ました。
私よりも5歳も早く親元を離れた息子の選択……我が息子ながら、しっかりしてるわぁ〜…
あ、独り言。。。
声優という職業に出逢う
読み方の諸注意としては、ここでいうテーマとその中の話は、全て私自身のことなので、世間で言う“ブーム”や取材記録から、みたいなお話ではごさいませんm(_ _)m
さて、お話は“声優ブーム”にもれなく乗っかることになった、始まりのお話。
私が声優という職業を知ったのは
高田裕三さんの漫画
【3×3 EYES】(サザン×アイズ)
兄が読んでいたところから始まります。
兄の部屋に置かれていた【3×3 EYES】を勝手に借りて読んで、どっぷりハマったんですね。
私の周りの女子も男子も全員週刊ジャンプ読んでます!みたいな時代で、とにかく漫画は今と変わらず熱かった!!
兄は私より5つ上なので、私の友達との話題よりも、見てるものも聞いてるものもちょっと毛色が違って、私の周りに【3×3 EYES】を読んでる子がいなかった。
だから、誰とも共有しない密かな楽しみでもありました。
【3×3 EYES】って、とにかくスゴイ漫画なのよ。ストーリーもキャラクターも、世界観、設定、全てが魅力溢れてる。
神✨ 林原めぐみさんとの出逢い
声優としてデビューしてから今まで、
残念ながら同じスタジオで収録をしたという共演経験はありません😢
失礼になるかもしれないけども
あえて神✨と付けさせてもらいました。
私にとっては青春ど真ん中だし
憧れであり、夢中な人だし、好きすぎて声を大にして『好き』と言えないし、
何より私が声優を知り、声優になったきっかけをくれた人。
完璧に、引き寄せられました。
だから、控えめに言って私の人生作った人。
兄がある日、教えてくれたんです。
【3×3 EYES】のヒロインの人が喋ってるラジオがあると。
ある意味、兄も私の人生引き寄せた一人だな。
ここで私にそう告げた兄は、
『ガーガー』雑音をかい潜りながら
私にAMラジオを聴かせてくれたんですよ。
林原めぐみのHeartful Station
毎週楽しみで仕方がなかったラジオ。
リアルタイムで聴くために、放送のある日はその時間合わせで動いていたね。
何なら、カセットテープに録音するためにスタンバってたりして。
これって、『ふてほど』の世界観だね。
ラジオ聴くのも一苦労だったなぁ。
絶妙なところで雑音が入って聞き逃したりしないように、スピーカーの近くに耳寄せて、放送時間は全く動かないように頑張るのよ。
いや、頑張れたのよ。
【お月様にホエホエ】
っていうコーナーが好きで、多分葉書とか送ってるんだよねえ。
職人ではなかったけど、やっぱり林原めぐみさんに自分の名前(ペンネーム)を呼んでいただきたくて、たまに書いていたかな。
読まれた経験はやはりありませんが…。
大阪から出たいな、声優になるんだったら
大阪でも田舎に住む私にとって、とにかく芸能界みたいな職業ってあまりにピンと来なくって、そういった声優さんが喋ってるラジオとか、アニメとか見てても、じゃあどこに行けばなれるのかとか具体的には分からない。
情報は、ほぼない。
新聞にたまに載っていた
劇団〇〇
声優になるなら〇〇〇〇
という募集記事を切り抜いて取っておいては期限が過ぎて捨てる。
まだインターネットとか普及していない時代。
親にもちゃんとは言えてない。
興味があるって言うのは分かっていただろうけど、自分自身も周りもそこまで本気だとは思ってない。
どうやってなるか知らないけど、やりたいなぁ。
と、想いは募る。
そしていよいよ
人生の岐路を迎える。
自分としても高校を卒業してすぐに東京へ出る発想は無かった。
ただ、私がなりたい“声優”という仕事は、東京へ行かなければやれないことも何となく分かっていたから。
林原めぐみさんのラジオは、全く知らない世界をググッと現実に引き寄せてくれる、憧れるだけじゃない世界に連れてってくれました。
憧れの世界から現実世界へ
息子は今一生懸命スポーツに取り組んでますが、最初は《野球が好き》という純粋な気持ちだったものが、どんどんやれる事が増えて上手になって、目標や夢が見えてくる。
すると次は、具体的な道を模索して
目標を、達成するために必要なものを獲得していく努力をする。
夢を、現実にするために。
憧れの世界の住人が、リアルな世界に飛び込んで行こうとするとき、とても大事なのが
好きな気持ちは変わらない?
そこで活躍できてる姿が想像できる?
憧れや夢の世界から抜け出せる?
自分一人で何とかできると思ってない?
私は……いやいやこんなこと、隅から隅まで考えてたわけじゃない💦
この4つはいわゆる後づけだけど、
上の2つ、これはリアルに心を支配してたのを覚えています。
「負けてはいけない」
自分に。他人に。
厳しい世界だってことは
様々なアニメをみて肌で感じていたつもり。
みんな凄い。
漫画を書く人、つくる人。
アニメをつくる人。
ラジオで喋る人。
みんな。みんな。
漠然とだけど、プロフェッショナルの世界は
そんなに甘くはないんだ!
本当に漠然と考えていたのを覚えてます。
勉強しなくちゃならない事も沢山あるし、自分のままでは人前で何かが出来る人間になれるわけがない、と思い知らされることも経験した。
だからこそ、生きてきた18年間があまりにも何も知らない人間でいてしまったと、痛感することになった。
東京へ出る前の2年間で、大きな出逢いと新たな目標を獲得することになったのです。
憧れが、人生になった初めての瞬間だったのでしょうね。
今回は、ここまで。
まだまだ声優になるまでは遠い。
私の仕事の、原点。
この後、ついに東京へ出ることになります。
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