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子どもの勇気をくじくな!
アドラー心理学に基づいた子育ての会を開催して、2回目を終えました。
その時に自分が子供のころのエピソードで気づいた事があります。
私の両親は、勉強しなさいとは言わなかったのです。勉強が出来る事をいい事とは思ってなかったし、むしろ、女が学歴がつくと婚期が遅れると父親はよく言っていました。だから、大学もお願いやから行かせてくださいって感じでした。その割に勉強しなかったことは申し訳ないと思います。
花嫁修業という言葉をご存知ですか?うら若き乙女が結婚のための教養として、料理・洋裁・茶道などを習う事です。母親は、「こんなこともできへんかったらお嫁に行ってから困るよ」とか「こんな事知らんかったら、結婚してから笑われるよ」とよく言っていました。賢い(笑)私は、それは嘘だと知っていましたが、やはり気分はよくなかったです。自分に自信が持てなかったです。
小学生高学年から中学生にかけて、お菓子作りにはまった事があります。クッキーから始まって、パウンドケーキやシュークリームを作りました。手作りのカスタードクリームのなんと美味しかったことか。しかし、作った後の台所は悲惨なもので、母に「あんたに台所貸したらひどいことになる」とよく言われていました。自信を失くしました。言い訳になりますが、キッチンの片づけ方を習った事がありません。結婚してから入会した「婦人之友友の会」で初めて家事を習ったのです。
そして、私は家事ができない人として、自分をレッテルづけして、結婚してからもそのラベルをはがすことが出来ず、そのせいで主婦失格だとまで思い、夫にずっと申し訳ない気がしていました。そんな私が専業主婦をしていたのは苦行でしかありません。
もちろん、変える事は出来たでしょう。自分で工夫したり、当時も教えてと母親に頼んだりして家事を学ぶ事もできたので、家事が苦手というのは自分が作り上げたものです。しかし、多少親の影響もあるのです。
親は子供に、勇気づけするようにしないといけません。勇気をくじくな!と言いたいです。
子どもの教育における最悪の誤りは、親や教師が、正しい道を踏み外した子どもに、悪しき結末を予言することです。このような愚かな予言は、事態を限りなく悪化させることになります。