研究者視点で人生を見ると、違ってみえてくる
先日、参加した、アドラーゼミで、そうか!と思った事は、研究者として、生きてみる事の面白さにちょっと触れる事ができたことです。
世界の現象、自分に起こる事に、一喜一憂してしまいがちです。しかし、一歩引いて、なぜそうなるのか、何がそうさせたのか。そう考えることで、感情に流されず、冷静になれます。
同じ出来事が起きた時に、ある人は怒り、ある人は嘆き悲しみ、ある人は自分を責めるかもしれません。例えば、交通事故にあった時に、ある人は、相手を責めるかもしれません。ある人は、どうして自分ばかり、こんな目に合うのだろうと悲観的になるかもしれません。また、他の人は、「この程度のけがでよかった」と喜ぶかもしれません。
何を選ぶかは自分で決めているのです。
息子の例をお話します。冬休みに帰ってきた時、彼は、神戸まで、車で美容院に行き、パーマをかけてきました。その時の駐車場料金が、3000円もかかったそうです。一日上限のない駐車場に停めたのだそうで、「ちゃんと見ないとあかんやん」というと、見たつもりやったんやけどなと。
「まあ、パーマ代がそのくらいかかったと思えばいいやん」といたってのんきな息子を見て、損したとカリカリする私とは、まったく違う感じ方をしていて羨ましいと思います。起こった結果をどうとらえ、どう感じるかは人それぞれなんですね。
今まで当たり前のように感じていた自分の固定概念を、冷静にとらえてみようと思う気付きを与えられました。