不登校をゼロにしようというのは、いい事なのか?小野市の事例を考える
昨日、小野市の条例を上げたのは、
おととい、元小野市の友人と話していたからです。
その友人は、3人の子の母で、お子さんが不登校で、その時に仲良くなったので、もう7年くらいの知り合いなんです。
一昨日、半年ぶりに、近況報告を兼ねて、食事しました。
そこで、初めてしったのが、小野市は、不登校ゼロ対策をしているという事です。
息子は小野市の小学校中学校に通っていました。
「知らなかったよ。」
友人「そもそも、そこからおかしいやろ。」と。
そういえば、教育委員会も、適応教室も、学校に戻すことが前提とはっきり言っていました。
適応教室というのが、小野市に1つだけありました。
不登校ゼロ運動「微笑みアクションプラン」 (PDFファイル: 344.0KB)
不登校ゼロ運動「微笑みアクションプラン」という表には、教師が連絡や、家庭訪問をすると書かれていますが、うちの息子には、1カ月音沙汰がなく、校長に聞くと、担任から、家庭訪問したという報告を受けていると。
嘘の報告をしていたみたいです。
怒られると、嘘をついてしまうのでしょう。担任だけを責められません。
8年ほど前に、小野市で教師をしていた人の話によると、
不登校の人数を改ざんさせられていたようです。
不登校は許されないという前提なので、そうなるのでしょう。
ある生徒は、授業に行けない、けれど、放課後、宿題を持っていったり、
担任と会うと、出席扱いになり、結局その子は、年間で、数日しか、休んでいない事になっています。授業はほとんど、行っていないのにです。
なにか、おかしい。
友人が、「こないだの滋賀県東近江市の市長の発言が、発端となって、世間の意識が変わるかな?」と言ったのですが、
私は、否定的です。
小野市は、不登校をいまだに、悪とみているように思えます。
私は、今は、他の市に住んでいるので、部外者ですが、息子が在籍していた時も、
田舎の校長、教育委員会を変えるのは、無理だと感じましたし、
市民も、学校に行く事が善、不登校は、悪と思っている人も多かったです。
友人と、私たちでさえ、子どもが不登校になるまで、その事について、考えもしなかったから、仕方ないです。その立場になって、やっと、学ぶのです。
学んだ人が、先に知った人が、後の人の助けになればいいのになーと感じています。