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多くの親はわが子に英語ができるようになってほしいらしい

私の娘が留学をしていたことを知っている人から「どうしたら子供が英語が話せるようになるのですか」と質問されることがある。「私は何もしていない」と答えている。

実際、娘が英語を真剣に勉強し始めたのは、高校2年生からだ。中学までは英語の成績も平均点レベルだった。高校1年生の時に、公立普通高校からインターナショナルハイスクールに編入した際は、一般動詞とbe動詞の区別がつかず、私が教えた。「I am swim」なんて言っていた。

中学1年生の時、市の国際交流イベントでアメリカにホームステイしたことがあり、その時の印象は強かったようだ。中学の時から高校で留学したいとは言っていた。その憧れが高校を編入することへ導いたのだろう。

娘は幸運にもアメリカのホームステイ、高校でのカナダの留学で嫌な経験はなく、楽しい思い出だったので、大学では1年間の留学を希望し、夢を叶えた。娘の中には英語を勉強するのは、海外での生活へのあこがれであったような気がする。

人に何かさせようと思ってもうまくいかない。自分の子供も個性があり、興味はひとそれぞれだ。

英語が出来るようになったとしても、コミュニケーション能力や生活していく力とは別だ。計算が得意とか楽器が弾けるとか、サッカーが上手いとかと同じだと思う。それなのに、日本の親は英語ができる事に憧れている。じゃあ、自分がすればいい。

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