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英検を受けた私がいうのもなんだけど、小学生の英検受験について
英検を大人になってから、準2級、2級、準1級と、合計5回受けました。
3級を高校生の時に取りましたが、大学は文学部だったこともあり、英語とは無縁でした。
準2級を受けた時、小学生が多くてびっくりしました。友達同士で受けている感じでした。塾がすすめるみたいですね。
その時に、試験官のおじさんが、「英語は、大切だから、小学生のあなたたち、頑張りなさい」という内容の話をされているのを聞いて、私、場違いだなーと感じました。
準1級の時は、大人の方も結構多かったですが、小学生もいて、驚きました。
東京の私立中学、豊島岡女子学園中学校が2025年から英検の級に応じて、みなし点を加算することを発表しました。
2025年度は、英検3級(CSE1456以上)50点、英検準2級(CSE1728~1979)70点、英検準2級(CSE1980以上)80点、英検2級(CSE1980~2303)90点、英検準1級以上(CSE2304以上)100点とする。
もちろん、英語に興味を持って、目標にむけて勉強するのは、素晴らしいことです。しかし、点を取るための英語学習になってほしくないなと思うのです。英語は、コミュニケーションのツールなので、話せてなんぼなんだと思うのです。
ある通訳の方がおっしゃっていた事にすごく共感しました。
「小学生が、英検準1級の問題のようなアカデミックな記事を勉強するのは無駄。かえってよくない。なぜなら、言葉というのは、相手に合わせて伝える事であって、むつかしい言葉を知っていて使いまくる事が、よいことではない」と。
とはいえ、受験競争はエスカレートしていくのでしょう。中学受験をする一部の児童かもしれませんが、放課後、ランドセルと家に置いてすぐ、外に遊びに行っていた私たちの時代は、もう戻ってこないでしょうね。あー、なんか、悲しい。