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【オーディブル読書】『人はどう老いるのか』久坂部羊

先日の『人はどう死ぬのか』に続き、『人はどう老いるのか』を聴きました。

言いたい事は同じなので、2つを聴かなくてもよかったかもしれません。しかし、老人の方の施設でのエピソードなどは、参考になりました。人は身の丈のあった生活と、感謝と老いを受け入れる事を学ばなければならない。年を取るとは、いろんな物を失っていくのだと知っておく必要がある。例えば、運動能力、記憶の能力。しいては、仕事、地位。

印象深かったのが、水木しげるの引用です。人生60からが花だという。私も60が射程範囲になってきて、ちょっと不安になっていたので、勇気づけられました。

上の息子が所属していたパパさんバレーのチームを思い出しました。そのチームは、定年した男性が半数以上でした。息子は高校生の時から、助っ人的に試合にも出場されていただき、送迎がてら、試合を観ました。そのチームは、息子のように強いサーブは打てなくても、高くジャンプできなくても、ラリーを続けて、いつのまにか、勝っているんです。市内大会で、結構な成績を収めていました。なぜ、若いチームに負けないのか、それは、運動能力を、経験や、コツでカバーしているからなんですよね。相手の動きがよく見えてるし、余裕がある、安定した動きなのです。老いを受け入れるとは、若い人と同じように頑張るんではなく、他の能力を使っていくことなのだと思いました。

自分がどう上手に老いていくのか、楽しみでもあります。


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