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息子の特別支援学校での成長④サッカー

特別支援学校高等部2学期、学校を辞めようかと思ってた息子ですが、なんとか行くようになりました。あのとき、私も辞めても仕方ないかもと覚悟していました。しかし、先生方がよく考えてくださいました。息子は先生をとても信頼していました。

サッカーの県選抜チームも息子にとっては魅力でした。そして1月ごろ、チームのコーチが近畿のチームに選抜試験があるのだが受ける気があるか聞いてきました。それに参加するには、他県まで練習に行かないといけなくなるが行けるかと。息子は行きたいと言いました。選抜試験には、私は仕事で行けなかったため、コーチともう一人参加する生徒とそのお父さん、息子で行きました。結果、合格でした。もう一人の生徒は、1年の時から近畿の選抜に選ばれており、将来は日本代表を目指していました。実際、そうなりました。息子ははりきっていました。夏には大阪体育大学で合宿があり、他の地域からもチームが参加し練習試合をするそうです。しかし2年生になってコロナのパンデミックが来て、すべての近畿チームの活動は1年間なくなってしまいました。2年生の終わりにまた来年度の選抜試験がありましたが、息子はその時にはもう熱が冷めていました。

もしコロナがなかったら、息子はサッカーをもっとしていたのは確かでしょう。県から近畿に選ばれたのはたった3人でした。しかし、それがなくなって、時間に余裕が出来、息子はドッグトレーナーになりたい、そのために専門学校に行きたいと思うようになったと思います。

高校1年生の冬休みに息子がサッカーの練習ができるように、息子のためだけに練習時間を作ってくださいました。高校の先生方が10人以上集まってサッカーをしていると聞きました。私が申し訳ないとある先生に感謝を述べると、「私たちも息子さんを応援したいんです。」とおっしゃってくださいました。息子曰く「先生も堂々とさぼれるといって喜んでいる」と。

息子は先生方に恵まれ、特別支援学校高等部を送る事ができました。辞める事は1年生の2学期以来、言わなくなりました。

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