サンキュー母なる海(おしおvol.3)
ちょろっと煮つめれば塩になると思っていた、海水からのお塩作り。
甘かった。
塩なのに甘いとは!(お粗末)
わくわくしながら
グツグツ煮つめてみるものの一向に結晶なんて出てきやしないじゃん。
いくら暇なわたしと申しましても、さすがに一日中はお鍋のそばにいられない。
しかし一刻も早くお塩の結晶に会ってみたかったのでとにかく家にいるあいだは火にかけつづけた。
何時間?何日?煮詰めただろう。
ふと鍋を覗いたら、なんとなしに鍋底が濁ってきてるじゃないか!!♡♡
キタ━(゚∀゚)━!
ちょっと来て来て!!見て見て!!
と反抗期中坊たちに叫んだがスルーされたことはよく覚えている。
そこからは早かったんだよね。
わーーーーコレ塩じゃないのーーーー!?の瞬間。
え、そろそろニガリを取り出したほうがいいの?とか
ニガリってミネラルなの?
このままでもいいの?とか
わけがわからないまま、とりあえずニガリ(らしきもの)はとりのぞき(ネットの情報より)
再度、コトコトしてたら
ついについにでてきたよーーーー!
お塩さまがーーー!
わかるかなー?!結晶!
なんてビューティホー♡♡
もーまじで感動!!まさに汗と涙の結晶だったわ。
4ℓからたったこんだけなことにもびっくりよ。100gくらいだったかな。
採取してきた残りの海水、数十ℓを煮つめることを考えて頭も痛くなったしw
とにかくこんなに時間と手間暇をかけて出来上がったお塩をぞんざいに扱えるわけがない。
ものを大切にする、ってこういうことなんだろうと本気で思った。
このあとさらに大切に大切に、天日干しし無事に完成した第一回目のお塩さま。
「ほーら、手作りのお塩なんだぜ、貴重だぜー」
なんつって自慢げに配りまくり(押し付け)
もったいなくて(貧乏性)ちょっと使い惜しんだりもしたがちゃーんと使い切ったよ。
1人熱くなってしまったが
塩職人も本気で尊敬だし
それからなにより海水に敬意だな。
サンキュー海水。
こんなもの(お塩)をこっそり含んでいるとは…いやはや、なんともかっこいいではないか!
わたしもそんな女になりたいとまで思うようになったよ。
塩対応ができるできない、ではないw
なんというのかな。まさか!そんなものをお持ちなのか?てきなさ。得体の知れないものを含蓄している、っていうの?うーん、言語化って難しい。
そして安いことばではあるが、自然には太刀打ちできない…というか、頭が下がるばかりなこともこの塩作りから教わったね。やっぱりサンキュー海水だね。
あれ以来、あちこちの海で海水を汲んでは塩を作って楽しんでおります。
自家製の塩で梅干しまで作ったさ。
そうだな、今年の塩もそろそろつくろうかな。
気力のあるうちに。
今日が1番若いんだ!
…と、これくらいの覚悟しなきゃやれないのがわたしのお塩作りなのだけどね( ˊᵕˋ ;)
みんな、お塩は大切に!