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あなたに、明日も笑顔であってほしい。

今日YouTubeに投稿された、Hey!Say!JUMPの動画に心底感動した。

ぜひこの素晴らしい活動について少し語らせていただきたい。

Hey!Say!JUMPの山田くんのインスタをフォローしているので、彼のストーリーに上げてくれたことで、この動画が投稿されていることを知った。

ぜひ一度視聴していただきたい。

何に感動したのか?

まず一つ目に、
彼らの“自分たちは何処までもエンターテイナーである”という「使命感」を、“エンターテイメント”を通じて表現したこと。

私は初め、この動画は過去のLIVE映像を切り取って作られたものだと思っていた。
しかし、動画が進んでいくと、ステージだけが照らされ、バックには綺麗に整列された椅子がだけが映っていることに気がついた。

心が震えた瞬間だった。
彼らはこの歌を届けたい、という思いから、この動画の撮影のためだけにステージに立っていたのだった。

過去のLIVE映像を切り取って、それを復興支援動画として、視聴回数を稼ぐこともできただろう。

しかし、“今、届けたい”という思いを形にし、彼らなりのエンターテイメントとして私たちに届けてくれたこと。これこそが彼らのプロ意識なのだと感銘を受けた。

二つ目に、
彼らの、“いつでも自分たちを応援してくれる人達に笑顔であってほしい”という想いが、彼らの真のプロ意識を表現していること。

この支援の素晴らしいポイントは、一貫したエンターテイメントに対する彼ら(及び彼らの事務所)の姿勢にあると感じられた。

震災が起きたから、ではなく、
いつだって、どんな状況だって、自分たちにできることは「目の前の誰かを笑顔にすること」という考え方。

この一貫したパーパスがあれば、彼らがLIVEでステージに立とうと、トーク番組でゲスト出演しようと、はたまた今回のような復興支援をしようと、目指す先はいつも同じ、ということになる。

あぁこれこそがまさに、パーパスに基づく活動なのか、と思い知らされた。

三つ目に、
社会に対し、彼らが与えられる影響力が、彼らの正義に基づいて使われていたこと。

この活動をもう少し抽象度を上げてとらえるのであれば、「影響力の倫理的行使の仕方」を私たちに考えさせてくれる活動である、と言えるだろう。

彼らには間違いなく大きな影響力がある。

特にエンタメの世界では、「推し」が心の支えだったり、はたまた生きるための理由でもある。
(実際私も「推し」の存在が、私の生きる意味になっている)
ということは、言い方を変えれば、彼らには誰かの「生きる」を支える力があるということである。

人の生命に関わる領域まで影響力を持ち合わせているのだ。それくらい、彼らにはとてつもない影響力があるといえるだろう。

人は自分以外の誰かに対して、あるいは社会に対して莫大な影響力を持つと、それを「支配」という形にしてしまうこともある。
実際に、歴史の教科書には、影響力を持った人間の、支配・侵略の歴史ばかりが並んでいる。

しかし、彼らは、彼らが持つ莫大な影響力を、
私たち皆が生きるためのエネルギーに変えてくれたのだ。

これを正しい影響力の使い方だ!と言って終えば、私基準の正しさを世の中に押し付けることになるため、

正しい、正しくない、という各人の正義感をぶつけ合うような議論ではなく、

私は彼らの勇姿を「影響力の倫理的行使とは?」という問いを社会に与えてくれた、と表現したい。

社内は、影響力の強い方が、影響力の弱い方を染めていく。この潮流に抗うことは難しい。

だからこそ、Hey!Say!JUMPのこの社会的な活動に、私は心から拍手を送りたいのだ。


長くなってしまったが、以上が彼らの素晴らしい活動に対する個人的見解である。

アイドルは、英訳すると「偶像」、だが、
アイドルの魅力は、「人間性」だと、私はいつも思うのである。

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