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「アルケミスト 夢を旅した少年」
”お世話になりました”
そういって僕は軽やかな面持ちでオフィスを後にした。
先月、新卒で入社した元商社を僅か1年程で退職した。退職の理由は、昨今大きな問題になっているパワハラやモラハラではない。
”オーストラリアでもう一度大学に行き学びたい”そう思って、上司に退職届を提出した。
5月の終わりにはオーストラリアにいる予定だった。そんな中、世界中で コロナウイルスが爆発的に蔓延し世界各国で入国規制措置がとられ、オーストラリアも例外ではなかった。
今思えば、一か月前まで心は希望に満ちていた。新たな環境と挑戦に自分の可能性が広がっていく感じがしていた。そんな中、このコロナウイルス。
目の前に広がっていた、輝かしい未来は跡形もなく消え失せた。
どうやって、生きていこう?? こんなことを幾度となく考えた。
そんな時、近所の本屋で一冊の本が目に留まった。
『アルケミスト 夢を旅した少年』
”アルケミスト、、錬金術師の事?? 鋼錬みたいな話し??” 興味本位で本を購入し、いざ読み進めてみるとこれが本当に面白い。200ページ近くあるこの本を買った当日に読み終えてしまった程だ。
本の中にこんな一文があった。
「自分を縛っているのは、自分だけだった」
はっとした。
就職活動も困難なこの状況で、誰よりも自分の可能性を信じて行動しないといけないのは他の誰でもない自分自身だった。
次の日、WEB制作とプログラミング学習を開始した。今はまだこれからどうなるか僕自身も分からないけれど、自分を信じて一日一日と新しい自分に出会えればと思う。
きっと、あの日本屋でアルケミストを見つけたのも、僕自身の旅の一部なんだと思う。
久しぶりに文章を書いたら、恐ろしく拙い文章になってしまいました、、。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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