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アイスランド旅行記 #9〜ダイヤモンドビーチ-ヴァトナヨークトル国立公園 (DAY4)
DAY4 ダイヤモンドビーチとヴァトナヨークトル国立公園
アイスランド4日め。朝食をとったあと、ダイヤモンドビーチへ🚙💨
車を走らせている途中、なんとも素晴らしい絶景が!!
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しかもここ!!よーくみると、野生のトナカイが群れをなして歩いている!!
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トナカイ、しかも野生だなんて一生出会えないと思っていた!!まさかこんな日が来るとは!!空はそろそろ夜明けとあっていいマジックモーメント。
そしてダイヤモンドビーチへ
Diamond Beach
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ここダイヤモンドビーチは、河口から流れた氷河が海に出てまた浜に打ち寄せられる場所で、その氷河のかけらはどれも唯一無二のアート。以前北海道を旅したとき、氷河ではないが同じような場所があった。川で凍った氷が海にながれ、また打ち寄せられるという場所で、ジュエリーアイスと言われていた。私は打ち寄せる氷アートも素敵だと思ったが、それよりも感動したのはこの黒い砂浜と引き波のアート。引き波は夜明けの空の色を反映して繊細でしなやかな陰影を作っていた。
波は時に荒々しく、撮影に夢中になっていると波に気づかず靴がびしょ濡れになってしまうので注意が必要。
ダイヤモンドビーチのあと、またヴァトナヨークトルへ移動し、今度は氷河の中を探検する!
Jökulsárlón
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洞窟ツアーには専任のガイド、チェーンスパイクとヘルメットのレンタルが含まれていた。
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駐車場から舗装路を抜け、氷河の上を大きな車で進む。多くのツアー業者が車で行き交うので対向車の運転手同士で情報共有したりもしていた。氷河の洞窟は毎年入れる場所が変わるらしい。天然の洞窟、しかも氷河だからこれは個人では体験できないものなのだと実感。
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駐車ポイントで車を降り、チェーンスパイクを装着していざアイスケーブへ向かう。氷河の上は太陽の照り返しで非常にまぶしい。足元を見ると小さめのクレバスがあちこちに出来ていた。おおよそのルートは決まっているようで、そこを歩いていくのだが要注意。
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30〜40分ほど氷河を歩いただろうか。洞窟に降りる入り口や階段は人力で氷を切り出したようだった。ワクワク感がとまらない
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階段を下っていく。チェーンスパイクを履いているので滑りはしない。所々にクライミングロープやスクリューといった、アイスクライミングで使われる道具で補助的な手すりを作ってあった。このへんは毎年少しだけど凍った滝を登っているので、ちょっと面白かった。
洞窟をさらに進んでいく。観光名所なので誰でも普通に歩ける。ぽっかりあいた洞窟の中にいると、空から太陽光を受けてブルーに輝く氷壁に、火山灰由来の黒い部分が層をなして素晴らしい芸術作品が生まれていた
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不思議な光景は氷上の神殿のよう。最果てアイスランド、自然しかないこの氷河の上を歩いている。しかも氷河が自然に創り出した洞窟の中にいる。
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大満喫のアイスケーブ。ざくざくとチェーンスパイクで氷上を歩く。毎冬、雪の八ヶ岳やアルプスで慣れてはいるけどここはアイスランド。じわじわと感極まる。冷静になると、こんなにも遠くまできて、人生で味わうことのなかった大氷河ウォークをしている自分。旅の折り返し、4日目で少し疲れもでてきていたのだろうか。急にいろんな気持が押し寄せてきて号泣してしまった。大自然はちっぽけな人間ひとりの感情をいとも簡単に狂わせる。すごすぎる。
アイスケーブツアーのあと、氷河の河口スポットに戻り軽い昼食。そして少し散策タイム。前日夕方とこの日の朝も散策しているので私はちょっとベンチで休憩。
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さらにまた少し移動して夕景の氷河スポットへ。曇天続きで素晴らしいサンセットにはならなかったものの、ここではまたサプライズが待っていた!
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なんと、アイスランドツアースタッフがウィスキーを用意していた!転がっている氷河のかけらに窪みをつくり、ショットグラスを作って氷河オンザロック!!
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みんなで回し飲みして乾杯!!過去いち壮大なテラス席のバーで最高のウィスキーをいただいた。ウイスキーは興味はあったものの今まで積極的に飲むことがなかった。この時にいただいたウイスキーは、そのロケーションもあいまってとても美味しく、それ以来好きな酒類のひとつになってしまった(笑)
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この日は前日と同じB&Bに連泊。そしてまたオーロラ出現とはならずゆっくり就寝となった
【DAY4】この日のルート⬇️(アイスケーブ除く)
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