見出し画像

アイスランド旅行記 #12〜セルヤ-グトルフォス-シンクヴェトリル国立公園-ケプラヴィーク(DAY7)

いよいよ旅はクライマックス。翌日は早朝フライトで帰るので、実質アイスランドを堪能する最終日。

異世界のような美しい朝。9時。
大自然のなかにぽつんとあるホテルセルヤ。素敵な宿だった

早朝まだ暗い時間、星空を眺めに外に出た。星はちらちら出ていたけどやはりオーロラは出なかった。もうここまで来ると諦めの境地。最終日を楽しんでいこう。

車窓から雪化粧した大地。遠くに面白いかたちの雲が流れてた。

車で移動中、遠くに面白い雲を見つけた。大地から湧き出て盛り上がってるのに、上はなにかに押しつぶされてるように平ら。あとから調べてみたら、かなとこ雲というものに似てる。雲に詳しかったらこういうのも楽しめるんだろうな。登山でちょっとは知識あるけど、これは日本で見たことはない。

グトルフォスへ

車はゴールデンサークルの一部、グトルフォスへ向かう。途中またアイスランディックホースの群れがいた。馬を撮っていたらめちゃくちゃ元気のいい犬が2匹走って寄ってきた。牧羊犬なのかな。首輪があるから近くの地元のおうちから遊びに来たのだろうか。と言っても家はぽつんぽつんとあるだけの田舎町。チェーンなど着けなくても大丈夫なんだろう。愛嬌があって、遊んで遊んで!とじゃれてくる。しかも隙あらば顔をぺろぺろなめようとしてくる。可愛すぎて途中から馬より犬に夢中になってしまった。少ししたら遠くからピーッと口笛の音がした。飼い主さんだろうか。そのうち犬は自分たちで住処に戻っていった。

ほんとに何度見ても目がかわいい
野放しのどこかのお宅の飼い犬。めちゃめちゃ人懐っこくてじゃれあってきた

グトルフォス到着

動物はなんでこんなに可愛いんだろう。カメラを始めてから風景とマクロ撮影ときどき野鳥、と被写体はその時その時の気分でいろいろ撮ってきたけど、動物はなんだか撮ってて幸福感が風景とまた違う気がする。癒やされた。

さてグトルフォス。アイスランドの有名な観光地のひとつ。遊歩道が整備されて気軽に楽しめるが、冬は道が凍結するのでチェーンスパイクをつけた。
Gullfoss Waterfall

アイゼン推奨。絵がかわいい。
風がちょっと強く、雪は飛ばされるので積もらない。地面は薄くついた雪で自然のアートになっていた。
轟々とものすごい勢いで流れ落ちる滝は圧巻!

自然の驚異に圧倒される。風が強めで空気は冷たい。体が持っていかれないようにしながらその姿を見下ろす。サイズ感が半端ない。ただただ圧倒された。語彙力がなくなる。

グトルフォスショッピング

グトルフォスは観光地のなかでも人気な場所なのでお土産やさんがある。少しお買い物を楽しんだ。

切手のマグネットは販売されているもの。今思えばちょっと買ってもよかった。
店内には北欧の登山ウェアブランドがいくつか並んでた
日本の登山ウェアにはない素敵なデザインや色

ここでは素敵なイラストの絵はがきやブックマークをいくつか購入した。帰国したら自分で簡単な額装をして飾りたいなと決めた。これはまた別の記事で。

ゲイシールへ

次はゲイシール。巨大な間欠泉。日本にもあったような気がするしテレビでも見たことがあるような気がする。ここも巨大観光地となっていた。
Strokkur Geyser

細いロープをまたぐと大変なことになりそう!

巨大間欠泉は、数分に一度湧き上がるらしい。その時のタイミングによってちょっと小さかったり大きかったり予測不能。今か今かとカメラを構えて待つ。

動画のが臨場感あるかも。

撮った写真のは見た中では中くらい。泉の水面がポコポコとして、そして一気にどーんと湧き上がる。ところどころ雪が残るような場所なのに、地下はぐらぐらと煮えたぎる。火山の国だ。

巨大間欠泉以外にも湯気が立ちのぼる池のようなものがあちこちにある。

間欠泉を楽しんだ後はランチタイム。
Geysir Centre

やっぱりアイスランドに来たからにはラムを堪能しておかなきゃ!ということでラムスープとラムサンドウィッチをチョイス

ラムスープにはパンが多めについててボリューミー
ラム肉は臭みが全くなく、柔らかくて旨みあり。ごろごろ入ってて美味しかった
アイスランドでアイス。ダジャレ。

お店の端っこにアイスの冷凍ケースがあった。そういえばアイスランドだけにアイスランドのアイス食べてみたい(笑)と、適当に買ってみた。私は左側の棒アイス。食感はガリガリ君。味はリコリスって書いてあった気がするけど、普通に美味しかった記憶。

シンクヴェトリル国立公園へ

お腹も満たされて車で移動。最後の観光地へ。
Thingvellir National park

シンクヴェトリル国立公園にある、地球の裂け目。ギャウというらしい。奥の盛り上がりがアメリカ大陸、手前の盛り上がりがヨーロッパ大陸。日本はプレート同士がぶつかりあうけど、ここはそれぞれ引き離され続けているのだとか。普通大陸プレートの境目は海の底だったりするけど、ここは地上に出ていて歩ける。そんな場所、人生初めて!

アメリカ大陸側のほうが高さがあった。
雪が積もって珍しく雪庇ができているところを発見
最後のサンセット

ここはトレッキングルートがあるらしく、登山ウェアにトレッキングポール、ザックを背負っている歩いていくグループがいた。観光地をスポットで楽しむのもいいけど、山好きとしては1日かけて歩くハイキングも楽しそう。

車はレイキャビクにむかう。絶景ともお別れ

ギャウをあとにして、レイキャビクを通過してケプラヴィークにむかう。

日が沈む。幻想的な一本道。
レイキャビクに近づくと都市部の街並みが増えてきた

ケプラヴィーク到着

最後の宿泊は、空港すぐのオーロラホテル
Aurora Hotel at Keflavík International Airport
チェックインして荷物を置いたら最後のスーパーへ
Nettó

このエリアのスーパー、閉店時間が早くて何軒かハシゴしてここにたどり着いた

そして最後の晩さん。みんなで打ち上げ!
Langbest

スパークリングでのどを潤し、人気のピザをたべた。

考えてみれば、アイスランド最初の食事もピザ。ピザで始まりピザで終わる。翌朝のフライトはまだ暗いうち。ゆっくり便のメンバーさんとはこの夜でお別れ。なんだかちょっとさみしい。

この旅でいろんな人生初体験をした。氷河の上や、氷河の中の洞窟を歩いた。地球のプレートの裂け目を歩いた。とてつもなく壮大な景色、アイスランディックホースの可愛い目、どんよりとした低く暗い雲の空。牧草地に寝転んで遭遇した北欧の流れ星。優しい味付けでほっこりするラムスープ。。。

たくさんの思い出ができた。食事もおわり、みんなでホテルに戻ろうとレストランを出たとき…

空がぼんやり緑っぽい筋を帯びてきた!

なんとオーロラっぽいうす緑がひとすじ、空にでていた!!

これはみんなで大喝采!!やったー!!ほんとのラストチャンス、眺望のいい、なるたけ暗い場所へ行こう!とカメラと三脚を持って車を走らせる

灯台にはオーロラ撮影に期待して来た人たちが何グループもいた

灯台に着いた。オーロラは結局、ここでも見ることができなかった。でもたしかにオーロラのようなものはレストランの前で見れた。まぁ自然には勝てない。ガイドブックにあるような素晴らしいオーロラには出会えなかったけど、またいつかおいで、と言われた気がした。

ホテルに戻り、ロビーで最後にメンバーで輪になりご挨拶。仲良くなったみんなでまたいつか会いたいな。あわよくばまた一緒に旅したいな。

【(DAY7】この日のルート⬇️


目次はここから⬇️


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集