詩「透明」・ あとがき
水
透明
小川
たゆとう
豊か
水は
私の中を流れている
私の中を流れてくれ
いつも 流れてくれ
私を洗い流し
透明にしておくれ
私は不自然だ。
ゴツゴツ グニャグニャ ゴチャゴチャ
不自然はやだ。
自然になりたい。
けど今は
これが私なんだ。
これが今の私の自然な姿だ。
このゴチャゴチャ
なんて尊いのだろう?
なんて 愛おしいのだろう?
ガンバレ
ガンバルな
いつかきっと 自然になるよ。
・ ・ ・ ・
この詩が浮かんだ後 私は気付いた。
そういえば私、詩を書くのが好きだったな。
私は、自分を表現したいだけだ。
自分を表現することが この人生の目的だ と。
昔、芝居をしてたのもそうだ。
舞台では自分を表現できた。
私は自分を表現することを遠慮している。怖がっている。たぶん、自分を責めたり否定したりしているからだ。それが何故かは分からないけど。
「自分を表現する」とはどういうことかを、その本当の意味を、人生をかけて知るためかもしれない。
自分を表現できた時、
人は命の底から笑えるのではないだろうか?
「笑いの輪が広がりますように」
これが、私の願いだ。